危険物乙4の勉強方法がわからない。
いっぱいある参考書からどれを選んでいいかわからない。
試験を受けるが、どのような対策を練ればいいのかわからない。
試験を受けるからには必ずや合格したいところです。
参考書も多いので、たくさん買えば合格できるという問題でもありません。
今回は、危険物乙4の勉強方法のコツをお伝えします。
ここでは、講習会に入るとかの勉強方法ではなく、あくまで自分ひとりで行う勉強の仕方を伝えていきます。
「自己流」「我流」のやり方で是非、合格してください。
応援します。
無事、合格することができれば晴れて国家資格保持者、一生の宝になります。
[speech_bubble type="fb" subtype="R1" icon="andu01.png" name="アンドゥ"] 性質や法令なども重要だが、まず最初は単語を覚えるしかない!若干辛いが、頑張って勉強しよう![/speech_bubble]危険物乙4のおすすめ参考書
使用する参考書ですが、向学院の参考書です。
税込1,600円の赤い本の事です。
通称、赤本です。
基礎から、過去の問題集までいろいろ書いてあります。
図解や絵も見やすく、非常に勉強になります。
実際、この参考書は自分がとても見やすかったものです。
参考にしていただければと思います。
赤本一冊でも十分なのですが、
- 過去問題をより多くこなしたい場合
- 確実に合格に近づきたい場合は
この本がおすすめですので、お伝えしておきます。
過去問題を解いていくと、出題パターンや同じような問題が必ず出るところがあります。
そこは高確率で出るでしょう。
なぜなら、そこが『重要だから』です。
当然すべて大切なのですが他のところよりも特に覚えてほしい所だから毎回出題してくると言えます。
特に重要でなければ、毎度毎度、登場してこないはずです。
試験の問題作成者の心理を読めば、出てくるところが見えてくるはずです。
物がそろえば、後はその参考書を元に覚えるのみ、ここからは、自分との戦いになります。
自身の努力なくして、合格はあり得ません。
コツコツと地道に勉強に取り組みましょう。
[speech_bubble type="fb" subtype="R1" icon="andu01.png" name="アンドゥ"] 本屋に行っても参考書の数が多すぎてわからない!ネットで探してもわからない、そんな時はこの2冊!参考にしてみて![/speech_bubble]危険物乙4の勉強方法について
書いてひたすら暗記することは前提
自己流、我流となる為、基本は暗記することが前提になります。
暗記と言っても、楽ではありませんね。
言うのは簡単、でもやるのは難しいとは、まさにこのことです。
暗記と言っても、ただ参考書を眺めているだけではダメです。
参考書を買って満足しているのはもっとダメです。
参考書を見て、隣にノートを置いてペンを持ち、ひたすら書きましょう。
[speech_bubble type="fb" subtype="R1" icon="andu01.png" name="アンドゥ"] 単語を覚えて、次に温度や引火点等の数字を覚え、ガソリンや灯油などの性質を覚え、消化方法、保管方法、最後に法律を書いて覚えよう![/speech_bubble]ページを進んでいくと、重要な言葉がたびたび出現すると思います。
基礎的な物理学、基礎的な化学であれば、比熱とは何なのか?
熱量、熱の伝導、放射、熱膨張、物質の三態とは?
重要な名称はとにかく書いて覚えるしかありません。
人間は書かないと頭に記憶されないのです。
危険物の性質並びにその消火予防及び消火の方法では、乙4以外の種類も性質について勉強しなければいけません。
- 第1類 酸化性固体(固体のみ)
- 第2類 可燃性固体(固体のみ)
- 第3類 自然発火性物質及び禁水性物質(固体と液体)
- 第4類 引火性液体(液体のみ)
- 第5類 自己反応性物質(固体と液体)
- 第6類 酸化性液体(液体のみ)
名前も重要なのですが、固体なのか液体なのか、形状も勉強しておく必要があるでしょう。
危険物には個体と液体はありますが、気体はありません。
また乙4の引火性液体にも、特徴があります。
- 常温においてすべて液体
- 液体から蒸発する蒸気は、空気より重い
- 水より軽く、水に溶けないものが多い
- 名前の先頭に「ア」のつくものは、水に溶ける
- 着火温度の低い物ほど危険
などこれ以外にも様々あります。
とことん書いて覚えましょう。
ここで、身近なガソリン、軽油、灯油の性質も覚える事が出来るでしょう。
普段身近にガソリンスタンドに行って、給油しますが、ガソリンがいかに危険な物質であるか知ることができます。
ガソリンは、一度火がつくと爆発的に燃焼しますので、消すことが非常に困難になります。
逃げるしかありません。
間違ってもタバコを吸いながら給油とかはしないようにしましょう。
最後は、危険物に関する法令です。
ここがみなさんの一番の難関になる部分です。
法律を憶える必要があります。
それは、消防法です。
ここでは、様々な用語を覚えることになります。
指定数量とは何なのか?
危険等級とは?
仮使用とは?
承認、認可、許可、届出など手続き関係を学ぶ事になります。
製造所等の内訳や保安監督者になれる条件などもここで覚えましょう。
ちなみに道路を良く走っているタンクローリーは、移動タンク貯蔵所と呼ばれます。
前後に見やすく表示する「危」の文字も0.4m平方の大きさで黒の板に黄色の反射材で文字の表示と決められています。
ここを理解できれば、合格目前です。
法律を憶えるのが苦手な人、結構多いのです。
みんな、不合格になる原因は法律ではないかと思います。
もう覚えるには書くしかない。
100回でも200回でも書いて記憶しましょう。
覚える順番はコレ!
覚える順番としては、
- 単語や語句
- 数字
- 危険物の性質
- 消火方法
- 保管方法
- 法律
です。
まず、単語や語句の意味を解らなければ、文章を理解することはできませんよね。
『引火点』て何でしょうか?
『昇華』って何でしょうか?
『有機化合物』って何でしょうか?
意味が解らなければ、答えることはできませんよね。
なので、語句や単語の意味を覚えましょう。
次に、数字です。
『ガソリンの引火点』は何度ですか?
『灯油の着火温度』は何度ですか?
『第3石油類の指定数量』は何リットルですか?
ここを覚えなければ、安全に危険物を取り扱うことはできませんよね。
次は、危険物の性質です。
『自動車用ガソリン』は何色に着色ですか?水より重いですか軽いですか?
『灯油』の臭気はどんな感じですか?
『二硫化炭素』の発生させる蒸気は有毒ですか無毒ですか?
性質が分からなければ、安全に保管できませんよね。
次は消火方法です。
『ガソリン』にはどんな消火方法が最適ですか?水ですか?泡ですか?
『ABC消火剤』ってどんな火災に有効ですか?
『スプリンクラー設備』って第〇種消火設備ですか?
ちなみに乾燥砂は危険物の消火すべてに対応できる最強の消火方法です。
次に、保管方法です。
『ガソリン』は屋外に保管可能ですか?
『移動タンク貯蔵所』には消火器を第〇種消火設備を〇個以上設置が義務ですか?
『保安距離』と『保有空地』が必要なのはどんな製造所ですか?
安全に保管できないと事故が起きますよね。
最後に、法律、消防法です。
『認可』とは何のときに必要でしょうか?
『承認』とは何のときに使用するのでしょうか?
『保安講習』は〇年以内に受講でしょうか?
法律を覚えるのが一番つらいです。
書いて暗記したら過去問題をとことん解く
参考書すべてに目を通しましたか?
重要な語句、性質、名称を全部、ノートに書きましたか?
危険物取扱者乙4の試験の中身は大きく3つの部門で形成されています。
・危険物に関する法令(15問)
・基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)
それぞれの部門で6割以上の正解で合格となります。
4割覚えるのは大変と思うでしょう。
ですが、ここは逆転の発想です。
4割はミスっても大丈夫です。
ざっくりですが35問のうち14問はミスっても合格できます。
こう考えると、心に余裕ができますよね。
しかも、問題形式は、五肢択一式なので必ず答えが掲載されています。
完璧を目指すのではなく、『60%の理解』を目指しましょう。
書いて書いて、過去問を解く。
分からなければ、また書いて覚えてひたすら過去問題を解く。
この繰り返しです。
部門ごとに書いて覚えて過去問題を解く。
十分理解出来たら、次の部門に行き、書いて覚えましょう。
これを、試験の約1ヶ月前から繰り返してほしいのです。
毎日、コツコツ勉強しましょう。
あまり前からスタートすると忘れてしまう可能性があります。
忘れてしまっては、せっかくの努力が水の泡です。
時間がない方、仕事で時間が取れない方は、1ヶ月半前からスタートしてください。
合格はルールを守れる証
話はそれますが、私が実際に聞いた運転免許証の試験合格時の警察官からの話です。
言葉が心に刺さります。
このようなことを言っておりました。↓
「合格おめでとうございます。今日から公道で車を運転することができます。」
「事故のないようにまずは確認、そして安全運転に心がけてください。」
ここまでは、普通です。
「残念な事に、筆記試験に何回も落ちている人もいます。」
「現に今回、58回目の受験の人がいて今回も落ちてしまいました。」
えっ?
ん?
となりますよね。
確かにもぅ、運転免許証をあげたくなります。
ちょっと同情もします。
毎回の試験料金、毎日運転免許センターに行く移動代、結構お金がかかりますよね。
説明してた担当官も、
「個人的には運転免許証をあげたいですよ。」と。
何回も足を運んでいるわけですから、顔も覚えますよね。
ですが、最後に一言。
「免許証をあげたい気持ちもあるが、法律も守れない奴に免許証はあげられない。」
同情はするが、みんなの迷惑になる、と言う事なのでしょう。
法令順守、これは当然ですね。
守らなければ、周りの人の迷惑になるでしょう。
危険物の扱い方法を誤り、万が一、事故を起こせば大変なことになります。
法律は守る為にありますからね。
ルールを覚えれば、合格の道もきっと開けてくるはずです。
消防法を書いて憶えましょう。
まとめ
要するに、『合格する』というのは、『安全に危険物を取り扱える』という証になるということです。
ルールも守れない人に、危険物を取り扱わせれば、高確率で事故が起きますよね。
すべては、安全のためです。
このページを訪れて読んでくれた方には、何が何でも危険物乙4の試験に合格して頂きたく、書かせていただきました。
危険物乙4の勉強方法、ポイントは、
- 単語や語句
- 数字
- 危険物の性質
- 消火方法
- 保管方法
- 法律
この順番で覚えることです。
参考書も是非、検討してみてください。
そして、逆転の発想で、心に余裕をもって試験に臨みましょう。
6割で合格。
4割はミスっても大丈夫です。
何事にもチャレンジすることは大切だと思います。
万が一、落ちてしまってもまた挑戦すれば良いではないですか?
やらずに後悔するより、やって後悔です。
見逃し三振より、空振り三振!!
思いっきり勉強して、思いっきり受験して、思いっきり合格してください!
万が一、不合格になってもまたチャレンジして合格すれば、のちに勉強した話は、将来語れるすばらしい笑い話になります。
あのとき、『ものすごく勉強したわ』と、自信を持って言えます。
だって合格してるんですから。
危険物の試験に合格する秘訣は、『合格するまで受け続ける事』です。
このマインドで取り組めば確実に合格できると言えます。
是非とも合格できる事を願っています。応援します。
[speech_bubble type="fb" subtype="R1" icon="andu01.png" name="アンドゥ"] 努力すれば必ず取れる!確かに辛いかもしれないが、覚えるしかない!頑張ろう!画面の中から応援しているぞ!![/speech_bubble]尚、無事に危険物乙4に合格し、次に他の5種類を受験する際は問題数がたったの10問になります。
『危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法のみ』になります。
合格は60%なので、6問正解で合格となります。
極めるとこうなるから、是非やってみて!↓↓
たぶん、かっこいい・・・と思う!