Body Care

座り仕事で起こる足のむくみを解消する8つの方法

2017年7月20日

椅子に座って仕事をしている女性

長時間の座り仕事で足がむくみ、時には痛みを感じる。

原因は、血行不良により足がむくむ結果になります。

座り仕事で、同じ姿勢を取っているために、ふくらはぎの筋肉の収縮活動が行われないことでむくみとなって表面に現れます。

今回は、座り仕事で足のむくみを解消する方法に迫っていきます。

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座り仕事で足にむくみが出る原因

座り仕事で足にむくみが出る原因は、血液やリンパ液の流れが悪いことです。

足が血行不良になっている証拠です。

本来、心臓から血液が送り出され、動脈を通って全身に送られます。

足にも当然引力により、心臓から下って血液が送られてきます。

ところが、心臓には血液を送り出す力はあっても、回収する力がありません。

そのため、送り出された血液を今度は足から心臓に戻してあげる必要が出てきます。

問題は、引力に逆らってどうやって血液を心臓に戻すか?

ということになります。

そこで、血液を心臓に戻す働きをするのが、左右のふくらはぎです。

ふくらはぎは第二の心臓

ふくらはぎは、第二の心臓と呼ばれますよね。

理由は、血液やリンパ液をポンプの力で心臓に送り返す機能があるからです。

ふくらはぎが、常に動いている状態では、足のむくみにはなりません。

歩いているときより、座っているときの方がむくみを感じることが多いはずです。

理由は、ふくらはぎの筋肉が収縮活動を行っているため、常に血液が心臓に送り返されているからです。

つまり、座り仕事で足のむくみの原因は、ふくらはぎの筋肉の収縮活動の低下ということになります。

足のむくみで痛みが生じる場合、疲労物質が足に蓄積されていることが原因です。

疲労物質が、ふくらはぎのポンプ活動が低下していることで、血液に乗って流れないことで起こります。

座り仕事中にむくみを解消する方法

足のむくみを解消するには、ふくらはぎの筋肉の収縮活動を頻繁にすることができれば、むくみを解消することができます。

着圧ソックスを履く

着圧ソックスとは、足に加圧をかけることで水分や血液の滞り、つまりむくみを防ぐソックスのことです。

もともと、着圧ソックスは、

  • 座って仕事をする時間の長い人
  • 立ちっぱなしの仕事の人
  • 血栓症の予防

のために作られた、医療用のソックスです。

本格的な医療目的のは、弾性ストッキングと呼びます。

発祥はEU諸国と言われています。

足首から下はリラックスして血液の流れを良くし、足首から上は血液とリンパの流れを良くする構造で作られています。

ふくらはぎの筋肉の収縮活動をサポートするソックスということになります。

足首が一番強く、ふくらはぎにかけて徐々に加圧が弱くなっていく、3段階着圧設計のようなものがおすすめです。

強さも10、20、30hPaと強弱があります。

必ず自分の足に合ったものを試すようにしましょう。

着圧ソックスは、日中用と夜用のがありますが、日中用のは比較的圧力が強い構造でできています。

階段の上り下り、歩く

仕事中は、勝手に席を離れることはできませんよね。

なので、休憩中に少し歩いてみたり階段の上り下りが効果的です。

理由は、ふくらはぎの筋肉の収縮が頻繁に行われるためです。

特に、階段の上り下りはふくらはぎのポンプ活動が盛んになります。

筋肉の収縮が頻繁に行われます。

移動はなるべく、エスカレーターやエレベーターを控え、階段を使用すると良いでしょう。

足の筋肉を動かしますので、ダイエット効果もありです。

痩せる秘訣は、基礎代謝を上げることと下半身の筋肉を鍛えることです。

人間の筋肉の60~70%は下半身にあります。

ふくらはぎを揉む

ふくらはぎの筋肉の収縮活動を外側から揉むことでサポートしてあげましょう。

揉み方も、アキレス腱側から揉み始め徐々に上に向かって揉んでいきましょう。

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イメージとしては、血液を心臓に戻す感じです。

特に、アキレス腱からひざ裏にかけては、リンパ液や老廃物を流すツボが集中しています。

両手で、下から徐々に上に向かって押すと有効です。

また、ひざ裏にはリンパ節があります。

リンパ節とは、リンパ液が集まる部分です。

ひざ裏を押して少し痛いと感じるところを圧迫して離すを繰り返しましょう。

リンパの流れを良くすることができます。

足首を上下に動かす

椅子に座りながら足首を上下に動かしましょう。

動かすことで、ふくらはぎの筋肉を収縮させることができます。

よって、ポンプ活動が盛んになり、血液とリンパ液の流れを良くすることができます。

おすすめは、着圧ソックスを履いた状態で行うことです。

着圧ソックスでふくらはぎをサポートしている状態で足首を動かすとより効果を実感できます。

保温する

冷えは血流が悪くなります。

冷えは万病の元なんていいますよね。

理由は、血管が熱を逃がさないために細く縮まって血流を悪化させることにあります。

冬場やエアコンの冷気など冷たい空気を浴び続ければ熱を奪われ体温が下がってしまいます。

体の体温が下がると免疫機能が下がります。

そのため、体の防衛機能が働き、熱を逃がさないために血流を悪くします。

血流が悪化することで、流れが滞りむくみに発展します。

足の冷えを予防し、血流を良くすることも必要になります。

長い休憩中は横になる

引力に逆らうのを防ぐため、なるべく心臓の高さと足の位置を同じにすることです。

横になることで、引力をなくすことができます。

足枕のようなもので、さらに心臓より高い位置に足を保てれば良いでしょう。

夜用の着圧ソックスの圧力が弱くできているのは血行促進が目的です。

睡眠中は、体が横になっているので、引力を受けません。

それに、ふくらはぎも頻繁に動かないので弱めの加圧で血行を良くするというのが夜用の着圧ソックスです。

足の血流が、横になることで引力に逆らうのを防げるので、座っている状態よりよくなります。

ストレスを溜めないこと

仕事をしていると、イライラすることが当然あります。

ストレスがない仕事を探す方が難しいと言えます。

疲労やストレスが溜まると、自律神経が乱れます。

自律神経には、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。

2つのバランスは、遊具のシーソーに似ています。

2つ同時に活動することはなく、どちらかが活動中、もう1つの神経は休んでいます。

この自律神経が乱れると、血管が収縮してしまいます。

よって、血流が悪くなることで足にむくみとなって血液や老廃物が滞ってしまうことになります。

禁煙する

タバコを吸っている方のみですが、タバコの成分に含まれる『ニコチン』により血管が収縮してしまう場合があります。

仕事でイライラしてついタバコを吸ってしまう方もいることでしょう。

タバコは、『百害あって一利なし』、血管の収縮は足の血液の流れを阻害してしまいます。

血栓の原因にもなるため、吸い過ぎは身体によくありません。

まとめ

座り仕事で足のむくみを解消する方法は、

  • 着圧ソックスを履く
  • 階段の上り下り、歩く
  • ふくらはぎを揉む
  • 足首を上下に動かす
  • 保温する
  • 長い休憩中は横になる
  • ストレスを溜めないこと
  • 禁煙する

この8つです。

ふくらはぎの筋肉の収縮によるポンプ活動を頻繁にすることができれば血液の滞りを防ぐことができます。

また、冷えを予防することで血行が良くなります。

仕事が終わったら自宅でマッサージや、入浴で湯船に浸かって血行を良くしふくらはぎを揉むとむくみ解消に効果的です。

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