着圧ソックスは、足のむくみやだるさを軽減・解消するのに効果があると言われています。
もともと、着圧ソックスは医療用に開発されたソックスのことです。
生まれはEU諸国です。
足がむくみすぎて、どうにもならない!
だるくて仕方ないのに、解消法を見つけることができない!
そんな悩みの方に効果を発揮します。
足が疲れていても、ゆっくり自宅でマッサージをする時間もとれず、そのまま眠ってしまうこともあるはずです。
そこで今回は、足のむくみやだるさをいつでも簡単に解消できる着圧ソックスの効果をご紹介していきます。
一般的なソックスと違い、足に圧力を強めにかけることで足に余分な水分の滞りを防ぐことができます。
そのため、使用方法にも少し注意点があります。
着圧ソックスとは何か
着圧ソックスとは足に加圧をかけることにより、足に血液とリンパ液を心臓に戻すのを助け、余分な水分の滞りを防ぐソックスのことです。
疾病症での治療やより強い圧力のものは弾性ストッキングと呼ばれます。
足のむくみは、血行不良から起こります。
血液やリンパ液を足から心臓に戻す働きをしているのがふくらはぎです。
つまり、着圧ソックスとは、ふくらはぎのポンプ活動をサポートするソックスということになります。
もともと着圧ソックスは、EU諸国で長時間立ったり座ったまま仕事をする人、血栓症の予防のために医療用に開発されたものです。
足先はリラックスして血液が流れやすく、足首から上は血液やリンパ液が上がりやすいようにできています。
足のむくみで悩んでいる方でしたら、ドラックストアやデパートなどで着圧ソックスをご覧になられたことがあるはずです。
この着圧ソックスには、膝から足先までのタイプや、太ももから足先までのタイプ、夜に眠るとき専用のものなど種類がたくさんあります。
圧のかけ方や、サイズもメーカーによって違いますが、装着している部分に圧をかけることにより、様々な足の不調を改善するという目的は同じものです。
着圧ソックスの効果について
着圧ソックスには次のような効果があります。
- 足のむくみ解消効果
- 足の重だるさ解消効果
- 足の血行不良改善効果
があります。
着圧ソックスは、足に圧を加えて静脈の流れを正常に戻し、下がっている血液を上にあげてくれるので血流が改善されたり、むくみやだるさを解消する効果があります。
着圧ソックスを履くことにより、足の筋力を収縮させながら血液を心臓に戻すという重要なポンプの役割りの手助けをしてくれますので、足の筋力がおちてきた方や立ち仕事で立ちくらみがするような方にも効果的です。
実際のビキャクイーンの効果はこちらです。
リンパの流れが良くなることにより、老廃物や余分な水分を除去してくれます。
そのためダイエットにもつながります。
特に足だけが太いと悩んでいる方は、着圧ソックスを履いてむくみや冷えが取れるので、セルライトがなくなりスッキリした足を手に入れることができます。
着圧ソックスがおすすめの人
着圧ソックスがおすすめな人は、足の血液の流れが悪い人やむくみやすい人になります。
仕事や、生活環境に応じて使用しましょう。
- 立ち仕事で長時間座ることが出来ず、足に負担がかかってしまう方
- 座りっぱなしのデスクワークで鼠径部【足の付け根】が圧迫され、足の血行が悪くなっている方
- 妊婦さんで身体全体がむくんでしまい、足もだるくむくみがひどくなってしまっている方
- 入院などであまり身体を動かすことが出来ず、足のむくみがひどい方
- 毎日長距離を運転したり、仕事などで飛行機に乗る機会が多い方
- 一時的ですが、女性ホルモンのバランスが崩れる生理前や生理中など
- 下肢静脈瘤を患っている人、足の静脈とリンパの流れが悪い人など
血液とリンパ液を足元から心臓に戻すふくらはぎの活動が頻繁でない人におすすめということになります。
ふくらはぎのポンプ活動は足を動かすことによる、筋肉の収縮で行われます。
着圧ソックスの選び方
着圧ソックスの選び方ですが、ご自身の生活スタイルと足のむくみ具合、その時の体調にあったものを選ぶことが重要です。
着圧ソックスの強さについて
目安として、
- 日中に使用するのであれば強圧30~40mmHgや中圧20~30mmHg
- 寝るときに使用するのであれば、弱圧15~20mmHgや極弱圧10~15mmHg
のものを選ばれると良いでしょう。
できれば、その日のむくみ具合や体調によって何枚か使い分けることをおすすめします。
着圧ソックスの素材について
素材ですが、シリコンやウレタンが滑り止めに使われていると痒みがでることがあります。
夏の暑い日などは特に、ムレたり痒みの出にくい生地を選ばれると良いでしょう。
着圧ソックスの中には、光電子繊維や特殊な繊維を使うことで、ムレ予防や保温効果のあるものもあります。
季節や、時期に応じて素材を選びつつ使用することが大切です。
着圧ソックスの正しい履き方
着圧ソックスは、圧をかける仕様のため慣れるまで履きにくいと感じますが…履きにくいからといって適当な履き方をしてしまうと効果が半減してしまいます。
- 自分の足のサイズに合わせること
- かかとを正しく合わせること
- 自分に合った強さを選ぶこと
が重要になります。
例えば、踵の部分が正しい位置にきていないと、段階的に圧をかけている部分がずれてきてしまいますのでご注意するようにしましょう。
着圧ソックスがねじれたままになっているのも、ねじれた部分を圧迫しすぎてしまい逆効果になりますので気をつけてくださいね。
着圧ソックスの間違った使い方
着圧ソックスの間違った履き方は次の通りです。
- 24時間履きっぱなし
- 着圧ソックスを重ねて履く
- かかとの位置を正しく合わせていないままの着用
- 足のサイズが合ってない状態での着用
- 昼用と夜用を区別していない
- 睡眠中でも圧力の強いものを利用している
などです。
着圧ソックスの圧が心地良いからといって長時間履き続けてしまうのは、かえってむくみの原因になってしまいます。
締め付けが強いからといって効果が増すわけではないのです。
足を解放させてあげることも必要です。
24時間履きっぱなしは、筋力の低下につながります。
発熱などで、身体が消耗している時も控えたほうが良いでしょう。
静脈瘤という疾患にも使える着圧ソックスですが、禁忌となっている疾患もありますので閉塞性動脈硬化症やバージャー病の方は、必ず医師と相談して使用するようにしましょう。
着圧ソックスの寝るときの使用の仕方
夜、眠る時に日中用の圧が強いものを履くのは身体に負担がかかってしまいますので、夜用のものと使い分けてください。
夜用のは、血行促進がメインで作られているものなので、弱い圧力の着圧ソックスになっています。
夜用のもので有名なものでしたら、メディキュットやでドクターショールがありますが、どれも夜眠るときにも安心して装着できる圧力となっています。
夜用の着圧ソックスですが、どうしてもむくみがひどくて仕方のない方以外は、毎日必ず履いて眠らないといけないわけではないので、週に2~3回など調整して履かれても良いでしょう。
日中に着圧ソックスを全く履くことが出来ない方は、夜眠るときにマッサージをしてから履いて寝ると翌朝にはスッキリした足になっているはずです。
少しでも寝苦しいと感じた時は、無理をせず他の夜用の着圧ソックスを試すなどして、ご自身に合ったものを履くようにすることが大切です!
引力に逆らってどうやって血液を心臓に戻すかがポイント
通常、人間は心臓のポンプの動きで血液が押し出され、必要な栄養と酸素を乗せて動脈を通って全身に運ばれます。
そして、帰りは静脈を通って心臓に戻っていきます。
心臓には、血液を押し出す力はありますが、回収する力がありません。
問題は、心臓から一番遠い、『足』に送り出された血液を引力に逆らっていかに効率よく心臓に戻すか?
ということになります。
この足に送られた血液を心臓に戻す働きをするのがふくらはぎです。
人間の全血液の30%は上半身にありますが、残り70%は下半身にあります。
上半身の血液は心臓が担当し、下半身の血液はふくらはぎが担当しています。
ふくらはぎの筋肉の収縮が頻繁に行われない、つまり血液の流れが悪化すると足に血液や老廃物が滞り『むくみ』となって表れます。
1時間歩くより、30分立っていた方が足が疲れますよね。
理由は、ふくらはぎの活動が低下しているからです。
立ちっぱなしは、疲労物質が足に蓄積することと、血流の悪化により『歩き』より疲れます。
ふくらはぎは、猫や犬、サルにはありません。
二足歩行である人間のみが左右に1つずつ持っています。
ふくらはぎが『第二の心臓』と言われる理由は、血液を心臓に戻すポンプ活動の機能が備わっているからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
血栓症予防や立ちっぱなしの仕事の人、座ったままの仕事のひと、足のむくみを防止したい人に効果的です。
また、ふくらはぎは、第二の心臓とも言われているので、血流を良くしたりリンパの流れを良くすることは健康にも良いです。
血液の70%は下半身に集中しているので、血流を良くし、健康的な生活を手に入れましょう。
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