Body Care 乾燥肌

ビタミンCの効果とは?肌に良い理由はこれ

2016年12月5日

ビタミンCの効果を実感している女性の顔

人間の生活に必要な栄養源であるビタミン。

ビタミンCは、肌に良いなんて言葉を聞きます。

ほとんどの動物は体内でビタミンCを合成する事ができますが、人間やサル、霊長類やモルモットは合成することはできません。

そのため、食べ物から摂取しなければなりません。

また、継続的に摂取することで美肌効果があると言われています。

ビタミンCの効果について迫って行きます。

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ビタミンCの効果、効能について

正面を見ている女性

ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれるビタミンのことです。

それでは、ビタミンCの体内での働きについてお伝えします。

主な効果は、

  • シミ、そばかすの緩和
  • 日焼けや、かぶれによる色素沈着を防ぐ
  • 肉体疲労時の回復
  • 妊娠・授乳期の栄養補給
  • 病中病後の体力低下の回復
  • 老年期による栄養補給

があります。

ビタミンCは肌の健康を維持するのに必要な栄養素と言えます。

それでは、肌の仕組みについて見て行きましょう。

肌の組織について

肌の組織図

肌の組織図

皮膚の表面は、一番上の角質層から始まり、何層にも重なって作られています。

肌がダメージを受ける原因

シミ、日焼けができる原因は、太陽の紫外線が大きく関係しています。

日焼けによらないシミであったとしても、そこに紫外線を浴びることで肌が刺激されメラニン色素が合成され、沈着することでできてしまいます。

発生する順番としては、

  1. 太陽の紫外線を浴びることで、角化細胞が色素細胞にメラニンを作るように働きかける
  2. 色素細胞がメラニンを作り出す
  3. メラニンが角化細胞の核の上に覆いかぶさる(皮膚が日焼けで黒く焼けている状態)
  4. 紫外線により色素細胞が変異し、過剰にメラニンを作り出したところがシミになる

皮膚の一生は42日間と言われています。

皮膚はサイクルを繰り返すことで常に新しいものと入れ替わっています。

これを、ターンオーバーと言います。

一時的なものであれば、メラニンも消えてしまいますが、変異してしまった色素細胞が過剰に作りだし残ってしまうことでシミが発生します。

メラニンはチロシンというアミノ酸を変化させて作り出しています。

それを、抑えるのがビタミンCなのです。

ビタミンCで予防できること

歯茎、鼻からの出血

出血が起こる原因は、細胞と細胞のつなぎが十分でないことから、切れてしまうことで出血が起きてしまいます。

細胞同士をつなぎとめるのに必要なのがコラーゲンです。

コラーゲンを生成するのに必要なのがビタミンCです。

また、血管壁を丈夫にする働きもあります。

風邪の予防

本来、風邪を引くと言うのは風邪のウイルスに感染することで起こります。

ウイルスに感染するのは、その時体が冷えていたり免疫力が低下している時に感染するために、体調不良となります。

ビタミンCは免疫力の強くする働きがあります。

そのため、ウイルスが体内に入ってきたとしても体内の免疫力が強いので侵入してきたところで撃退してくれます。

風邪を引きにくい体に保つ事ができます。

ビタミンCの生理作用と薬理作用について

ビタミンCには、実は生理作用薬理作用と言う2つの作用があります。

生理作用とは

人間は一日に必要なビタミンを取り、吸収することで毎日の活動に活かして体の機能を保っています。

主な作用としては、

  • コラーゲンの生成と保持
  • カテコールアミシンの生成
  • 脂質代謝の促進
  • 生体異物の解毒
  • ニトロソアミンの生成抑制
  • 鉄吸収と銅代謝の促進
  • 免疫増強
  • メラニン色素合成の抑制
  • 外傷や火傷等の創傷と骨折の治癒

などがあります。

通常のビタミンCの摂取で、これらの機能が働いています。

薬理作用とは

通常、体に必要な量よりもたくさん摂取した時に起こる作用の事です。

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摂取する量としては、10倍から数十倍の量を摂取することでより強い効果を発揮します。

美肌効果に良いとされる理由は、ビタミンの薬理作用を利用するためです。

本来であれば、1日に必要な活動量を取れば問題なく過ごせます。

現状維持はできるでしょう。

ですが、その量を超えて摂取することで、よりメラニン色素の合成を抑制することができるため、美肌効果を発揮することができるのです。

一日に摂ると良いビタミンC摂取量

通常、人間が一日に活動する上で必要なビタミンCの摂取量は50㎎程度と言われています。

ただ、50㎎と言うのは最低限必要な量です。

特に美肌効果に必要な量は、通常の10倍から数十倍の量が良いとされています。

10倍であれば、500㎎、20倍であれば1000㎎と多めに摂取するようにしましょう。

どうしても、消化吸収される過程でどんどん使用されるため、ビタミンの量は減って行ってしまいます。

そのため、体全体、特に肌までに届くようにするには多く摂取する必要があります。

50㎎程度ですと、食事で十分取る事が可能です。

しかし、数十倍となるとなかなか食事から取るのは容易ではありません。

本来であれば食事に自然の食べ物で取るのが理想ですが、摂取できない場合はビタミン剤サプリメントを使って摂るようにしましょう。

一気に数十倍ものビタミンCを取るのではなく、朝、昼、晩に分けて摂取するのが理想です。

そして、ビタミン剤やサプリメントを飲むのであれば食後です。

食事をすることで、胃や腸が活発に動きます。

その時に食後に服用することで吸収されやすくなります。

ビタミンCの水溶性と脂溶性について

ビタミンは、まず2つの種類に分類されます。

水溶性のビタミンの特徴

  • 水に良く溶けるビタミン
  • 水に溶けるため、体内で余分な物は水分と一緒に外に排出されやすい

水溶性のビタミンには、

  • ビタミンB群
  • ビタミンC

があります。

脂溶性のビタミンの特徴

  • 水に全く溶けないで、脂溶性や脂肪に溶けやすいビタミン
  • 脂肪に溶け出すことから、体内に蓄積されやすい

脂溶性のビタミンには、

  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

があります。

ビタミンCは水溶性である

ビタミンCは水溶性であるため、過剰に摂取しても問題ありません。

なぜなら、余分な量は、水分と一緒に排出されてしまうからです。

体内に、吸収できる量は決まっているため過剰に摂取してもそのまま体外に出てしまいます。

余分な量は体内に蓄えておけないのが水溶性なのです。

ビタミンCを多く含む食べ物

冒頭にもお伝えしましたが、人間はビタミンCを体内で合成することができません。

そのため、食べ物で補う必要があります。

ほとんどの野菜にはビタミンCはかなり含まれておりますが、果物は極端な差があります。

ビタミンCを多く含む果物

  • ミカン
  • オレンジ
  • レモン
  • いちご
  • キウィフルーツ

ビタミンCは柑橘系に多く含まれています。

逆に、ブドウ、梨、スイカ、バナナ、ビワ、アンズ、イチジクには、ほとんど含まれていません。

極端な差があります。

ビタミンCを多く含む野菜

ほとんどの野菜にはビタミンCは含まれておりますが、多く含まれているものをお伝えします。

  • 芽キャベツ
  • もやし
  • ネギ
  • ピーマン
  • トマト

かなり幅広いのが特徴です。

また、ビタミンCの他にも野菜にはミネラルや他のビタミンの供給源として大切です。

特に緑色をした緑葉野菜は色々なビタミン、ミネラルの宝庫です。

まとめ

美肌効果に良いと言うのは、薬理作用を利用するためであり、通常の数十倍もの摂取を行うことでより強力な効果を発揮する事ができます。

例え過剰に摂取しても、余分な分は水分と共に、外に排出されてしまいます。

体内からは、ビタミンCで肌を守り、外の対策としては、紫外線カット用品や化粧品で守るのが良いのではないでしょうか。

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