自分の足に合った正しい靴の選び方があるのをご存知ですか?
スニーカー、パンプス、ブーツ、様々な靴が売られていますね。
オシャレ、綺麗などで正しい靴の選び方をしないと、足にトラブルが起きてしまいます。
足にトラブルが起きるのは、自分の足に合わない靴を選んで履いている事が原因です。
対策をしないで履いていると、マメや靴ずれ、外反母趾、巻き爪等、様々な問題を引き起こします。
今回は、自分に合った正しい靴の選び方について迫っていきます。
正しい靴の選び方について
自分の足の特徴を知ること
自分の足に合った靴を探すためには、自分の足の特徴を知ることから始める事が必要です。
ポイントは2つ、
- サイズ(〇㎝)
- ワイズ(A~4Eで表示される)
長さと、幅です。
しかし、これで完全に足にフィットするとは限りません。
寸法が同じでも、人によって、足の骨格や土踏まずのアーチの部分、高さ、つま先の形が違います。
自分の足がどのような形であるか立体的に見る必要があります。
靴選びのポイント5つ
足元にゆとりがある事
指の入る部分が高く、5本の指が自由に動かせるくらいの広さの物を選びましょう。
足指がちきんと地面に支えられます。
また、外反母趾を防ぐこともできます。
指の付け根が曲がりやすい事
親指と小指が押さえつけられず、ゆるすぎない事と5本の指の付け根が曲がる部分と靴底の曲がる部分が一致しているものを選びましょう。
一致することで、上手にバランスを取って歩く事ができます。
かかと周りがフィットいている事
かかとの後ろに小指が入るくらいのゆとりがあり、かかとがきちんと覆われて抜けないものを選びましょう。
安定した着地ができることで疲れを軽減させる事ができます。
くるぶしが履き口に当たらない事も大切です。
甲周りが合っている事
甲が圧迫されない事が重要です。
紐やベルトで調整できるものが良く甲がきちんと押さえられていると足のアーチが安定し保持する事ができます。
必ず試し歩きをしよう
靴を選ぶ時は、必ず両足を履いて歩いてチェックするようにしましょう。
足は左右の大きさ、動きが異なります。
同じではないのです。
かかとのブレや各部分の当たり具合等は、立ったままの状態ではわかりません。
また、足は夕方になるとむくみが出てきて、朝よりも少し大きくなります。
靴はきついよりも多少ゆとりがあったほうが足の負担も少ないので、夕方のむくんだ状態の時に選ぶと良いでしょう。
靴はかかとが一番重要
靴の一番重要な部分はかかとです。
歩く時、最初に地面に着地するのはかかとであり、ここがしっかりしていないと着地の時に身体が左右にぶれやすくなります。
歩くたびに左右にぶれると足首やひざに負担がかかってしまい、身体全体にまで悪影響を及ぼしてしまいます。
よく靴のかかとを潰して履く人がいますが、靴が勿体ないですし、バランスも取れないため非常に身体にも良くはないのでやらないようにしましょう。
パンプスは歩行に向いていない
女性が日常的に多くパンプスを履いているのではないでしょうか。
しかし、パンプスはヒールの高低に関わらず、歩行には向いていない靴です。
特に靴の中でも要注意な靴は、
- かかとがグラグラする靴
- 柔らかすぎる靴
- ぶかぶかの靴
です。
パンプスがなぜ、歩行に向いていない理由は、
- ひものような調整具がない
- 調整がきかないため、足がずれる
- 指が当たり圧迫される
- かかとが脱げやすい
等、バランスが悪い事があげられます。
特に、ヒールが高ければ高いほど、つま先の部分が細ければ細いほど、履いている間は、足に負担がかかります。
もし、履く場合は履く場所や履く時間を考えて履くようにしましょう。
ヒールの高さは、3~5cm程度のものが履きやすく、かかとの部分が太くまっすぐな靴が安定しています。
巻き爪になる原因と症状
自分に合わない靴を履き続けると巻き爪になるおそれがあります。
また、他の違う足の疾患や身体全体に悪影響が及びます。
巻き爪の症状
巻き爪は爪の変形の代表的な疾患で、特に親指に起こる事が多いのですが、実際は他の指でも起こります。
そのまま放置しておくと、痛みや炎症を伴い歩行に支障が出ます。
爪の端がアルファベットの「C」のように内側に巻き込んでしまう、または、爪が「コ」の字の様に直角に曲がってしまう状態です。
変形してしまうことで、皮膚に爪が食い込むことで痛みや炎症を起こします。
巻き爪になる原因
巻き爪になる原因は3つあります。
- 靴による外からの圧迫
- 爪の切り方が悪い
- 外反母趾による足の変形
です。
巻き爪になる靴の特徴
- 先端のとがった窮屈な靴
- 圧迫しすぎる靴
があります。
足の爪は、歩行する時に生じる過度な圧力により正常の形を保っています。
つまり、きちんと地面を踏むような歩き方でないと圧力がかからず変形してしまうということです。
靴がゆるくて、指が浮いた状態で歩いている場合や、寝たきりの状態でも起こります。
なぜなら、爪に圧力がかかっていないからです。
靴の中で指が曲がってうまく圧力がかかっていない、荷重が十分ではない場合は曲がってしまうことになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
正しい靴の選び方は、
- 足元にゆとりがある事
- 指の付け根が曲がりやすい事
- かかと周りがきちんとフィットしている事
- 甲周りが合っている事
- 必ず両足に履いて試し歩きをする事
です。
自分の合わない靴を履くと、足首や膝、そして身体全体に影響が及びます。
逆にきちんと正しい靴を選べば、疲労も少なく、健康状態も優れ、巻き爪になる不安もないはずです。
自分に合った、正しい靴を選ぶようにしましょう。