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食品添加物は危険?表示の見方と多く含む加工食品とは

2016年12月16日

スーパーでの買い物

食品添加物を多く食べると身体に悪いと良く耳にします。

確かに摂り過ぎは良くありません。

ですが、日常で売られているほとんどの加工食品には食品添加物は含まれています。

そもそも、食品添加物は食品ではありません。

食べ過ぎては良くないと言う理由がそこにあります。

食品を購入する際、食品表示ラベルを見て購入する事は非常に大切です。

今回は、食品添加物の危険性と表示方法、そして多く含まれている食品に迫って見たいと思います。

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食品添加物とは

冒頭でもお伝えしましたが、食品添加物は食品ではありません。

そのため、表示方法も食品の原材料と明確に区別されています。

化学物質、または植物や鉱物などから抽出した成分を加えているもの、それが食品添加物です。

食品添加物が入る原因は、食品の製造過程において加工や保存が目的で、食品に添加や混和、浸潤するために使用されます。

つまり、食品添加物は加工業者の都合で使われているものと言う事になります。

食品添加物は合成添加物と天然添加物の2つに分かれています。

合成添加物とは

1つめが合成添加物です。

主として石油製品を原料として化学合成されて作られています。

さらに合成添加物の中も2つに分かれています。

自然界には存在しない合成化学物質

この合成化学物質は、もともと自然界に存在しないもののため、人間の体に取り込まれた場合、身体がそれを処理する事ができません。

そのため、分解する事が出来ないものが多いです。

腸から吸収された場合、血流にのって全身にいきわたり、細胞や遺伝子を傷つけ、発がん性胎児に障害をもたらす毒性慢性毒性を発揮するものが少なくありません。

例えば、

  • 防カビ剤のオルトフェニルフェノール、チアベンタゾール
  • 酸化防止剤のブチルヒドロキシアニソール
  • タール色素の赤色2号、黄色4号

等があります。

自然界に存在する成分を真似て人工的に合成した化学物質

こちらには、食品にもともと含まれる物質と含まれない物質に分ける事ができます。

食品にもともと含まれる物質には、

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • クエン酸
  • リンゴ酸

などがあります。

これらは通常食品として摂取しているものであり安全性は高いです。

しかし、大量に摂取すると全身の倦怠感や下痢を起こすものもあるので注意しましょう。

食品にもともと含まれない物質には、ミョウバンがあります。

もともと自然界に存在するものなので自然界に存在しない合成化学物質よりは安全性は高いですが、食品にもともと含まれている物質よりは危険性があるといえます。

天然添加物とは

もう1つが天然添加物です。

これは、植物、海藻、昆虫、細菌、鉱物などから、目的の成分を抽出したものです。

こちらも2つに分かれています。

食品として利用されているものから抽出した成分

野菜や果物、海藻、魚介類などから抽出したものです。

普段から食べている食品に含まれている成分なので、一度に大量摂取しない限り危険はないと考えられています。

  • オレンジ色素
  • タマネギ色素
  • エビ色素
  • トウガラシ色素
  • ビートレット

などがあります。

食品以外から抽出した成分

昆虫、細菌、花、樹木、鉱物から成分を抽出したものです。

自然界に存在するものから抽出した成分ではありますが、本来人間がこれまでに食べた事のないものから取り出しているものなので安全とは言い切れないと考えられます。

  • アナート色素
  • アラビアガム
  • グァーガム
  • キサンタンガム
  • コチニール色素
  • クチナシ色素

など複数存在します。

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食品添加物の表示方法について

表示方法には、用途名と具体的物質名を必ず表示してあるものと用途名だけを一括にまとめて表示させてあるものがあります。

用途名と具体的物質が書いてあるもののほうが毒性が強いです。

そのため、食品衛生法により使用基準が定められているため、日々の食生活で1日あたりの食品添加物の摂取量を超えないようになっています。

用途名と具体的物質名を表示する食品添加物

  • 保存料

細菌やカビなどの微生物が繁殖するのを抑えて、食品が腐るのを防ぐ働きがあります。

  • 防カビ剤

柑橘類やバナナにカビが生えたり腐ったりするのを防ぐ働きがあります。食品添加物の中で最も危険性が高いものです。

  • 発色剤

食肉や魚卵などが黒ずんだり、腐敗するのを防ぐ働きがあります。

  • 着色料

食品を鮮やかにするために使われています。着色料の中でも、タール色素が有害と言われており作られている化学構造式から発がん性や胎児に影響を与える毒性が疑われています。

  • 漂白剤

野菜や果物、加工食品の原料を漂白するのに使われています。毒性が強いと言われているので大量摂取はしないようにしましょう。

  • 酸化防止剤

食品が酸化して変質し、味や色が悪くなるのを防ぐ働きがあります。

  • 甘味料

食品に甘味を与える働きがあります。

  • 増粘剤

食品にとろみや粘りを持たせる働きがあります。

用途名一括表示の食品添加物

  • 膨張剤

ケーキやクッキー、カステラなどに膨らみを与える働きがあります。一般的なのは炭酸水素ナトリウムの重曹があります。

  • 乳化剤

混ざりにくい2つ以上の液体を混ざりやすくする働きがあります。

  • 調味料

食品にうま味を与える働きがあります。本来の食品に含まれている事が多いのが特徴です。

  • 酸味料

食品に酸味を与える働きがあります。乳酸、クエン酸、酢酸などが良く使われています。

  • pH調整剤

食品の酸性またはアルカリ性度を調整する働きがあります。保存の目的で使われることもあります。

  • 香料

食品に香りを与える働きがあります。食品添加物の中で最も多く使われています。アイスクリームによくつかわれます。

  • イーストフード

パンや菓子類を焼く際に、イーストの栄養源として使われています。

  • かんすい

ラーメン独特の色や香りを持たせる働きがあります。

  • 豆腐用凝固剤

豆腐を凝固させるために使われています。

  • ガムベース

チューインガムの基材として使われています。

  • チューインガム軟化剤

チューインガムを柔軟に保つために使われています。

食品添加物を多く含む加工食品

食品添加物はほとんどの加工食品に含まれている状態ですが特に添加物の多い食品をまとめてみました。

  • ハム
  • ウインナー
  • ソーセージ
  • 漬物
  • コンビニのおにぎりや弁当
  • インスタントラーメン
  • カップラーメン
  • 菓子パン
  • たらこ
  • いくら
  • かまぼこ
  • はんぺん
  • チョコレート
  • アイスクリーム
  • さきいか
  • 生わさび
  • からし
  • コーラ

などがあります。

まとめ

食品添加物には自然界で存在しないものが使われている事があるため、大量摂取は危険と言うことになります。

普段の食生活では全然問題ないことがわかります。

ですが、食べ過ぎはやはり良くないようです。

自分のため、そして子供のためにも、食品を購入する際には、食品表示ラベルをきちんと確認し添加物の少ない物を選びましょう。

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