これまで育児をしてきた中で、母親である以上、常に向き合っていかなければならないのがママ同士の付き合い。
俗に言う「ママ友」です。
良好な関係を築く事が出来ればとても良いものですが、ひとつ間違えてしまえば時にそれは最悪のものになってしまいます。
今回は、「ママ友同士のイジメについて」「対処法」「いじめの期間を乗り切る方法」を話していきたいと思います。
ママ友のイジメに合ったときの対処法
まずは原因をさぐる
イジメに合ってしまった時、1番始めにやるべき事はその様な状況になってしまった原因をさぐる事です。
なぜなら、原因が分からなければ何の対処も出来ないからです。
原因が分かれば、それに見合った対処が出来ます。
気付かないうちに何か間違いを起こしてしまったのかもしれない、勘違いや誤解をされているのかもしれない、仮にもしもそうだとすれば、素直に謝る事が出来ますし、弁解する事だって出来ます。
ただただ、原因も分からずイジメられている状況に耐える毎日では辛すぎますし、終わりが見えない暗い闇にどんどんはまってしまっていくばかりです。
まずは、きちんと原因を追求し原因が解明出来れば、それに合った対処をする事です。
若いくせに調子に乗っているという単純な事が原因の場合もあります。
まさかそんな事が原因とは予想もしていないこともたくさんあります。
原因のさぐり方ですが、少しでも聞きやすいと思えるママに聞く事です。
イジメの形態にもよりますが、ほんの少しでも良いのでこちらの声に耳を傾けてくれるママを捜すのです。
そのママに「急に皆、話をしてくれなくなったんだけど私何かしちゃったかなぁ」とさりげなく聞いてみてはどうでしょう。
勇気の要る事ですが、この方法がイジメられてる原因を知る事が出来る1番の近道です。
こちらから距離を置く
もしも、その原因が理不尽なものであった時、納得出来ない事が原因であった時、あるいは、自分が起こしてしまった間違いを謝ったのに許してもらえなかった時、弁解しても聞き入れてもらえなかった時、そういう時は、こちらから距離を置いてしまいましょう。
それ以上、何か行動を起こすのは返って相手の気持ちを逆なでしてしまいかねません。
そして、何よりも自分が今以上に辛くなるだけです。
少しでも距離を置く事で、相手もどこかしら変わってくるかもしれませんし、何よりも自分自身がその状況から解放されます。
そして、一度一息ついて周囲を見渡してみて下さい。
どれほど、狭い世界の中で起きていた事なのかと感じる事が出来ます。
イジメと必死に戦っている間は置かれた状況が全てだと思い込んでしまうものなのですが、意外と閉鎖的で小さな世界の中で起きているものなのです。
そう思えた時、気持ちがとても楽になりませんか?
自分に有る友達はこの狭い世界での友達が全てではない、同級生や幼馴染、その他にも沢山の友達が居るじゃないかと思う事が出来れば、これまでうつむいていた顔を、ほんの少し上げる事が出来るはずです。
この様な状況だからこそ、イジメる側の人間と距離を置く事がとても大切なのです。
堂々とする
何をされても、何を言われても、今まで通り堂々とすることです。
そもそも、イジメる側はどうしてイジメをするのでしょう。面白いからです。
イジメのターゲットがイジメを受ける事によって精神的に追い詰められていく姿が面白いのです。
それと、自分が優位に立ったかの様な気持ちになれるからです。
その様な考えでイジメをしている人間にとって、イジメのターゲットが堂々としていればどうでしょう。
勿論、面白くないはずです。
丸くなっている背筋を伸ばして下さい。
怯えている目を見開いて、強い意志がある事を全面に出して下さい。
自信を持つのです。
そうすればきっと相手は、自分が優位に立っていたと思っていたのにそうじゃなかった、と思うはずです。
精神的に追い詰めるのが楽しいのにターゲットは全然平気な顔をしていると、相当悔しい思いをしていることでしょう。
胸を張るのです。
凛とした態度で接するのです。
ターゲットがこの様な態度では、相手はいつしかこのイジメが意味の無いものだと思い始めます。
子供に被害が及んだ時は迷わず相談する
迷わず、速やかに園や学校に相談しましょう。
迷っている間にも、子供は辛い思いをしているかもしれません。
相談する際、今後のトラブルに繋がらない様、相手の名前などは伏せておき、「最近、子供の様子がおかしいので様子を見て頂けますか」などという形で相談するのが望ましいです。
子供にまで被害が及ぶという事は、相手の母親の姿をその子供が見ているという事ですよね。
人の痛みが分からない母親と同じ思いを持ってしまっている子供……残念すぎますし、どこか同情してしまいます。
本当に可哀想なことです。
自分の気持ちのケアを忘れずに行う
それでもやはり、イジメを受けている状況というのは辛いものです。
悲しいものです。
ましてや、大人のイジメというのは陰湿でタチの悪いものが多いので、精神的にかなり堪えてしまう事でしょう。
けれども、頑張りすぎないでほしいです。
必ずしもその状況に立ち向かわないといけないという事は有りませんし、耐え続けなければいけない事なんて無いのです。
一番、大切にしなければいけないもの、それは自分自身です。
自分自身の事を一番大切にしてあげて下さい。
休みたければ休めばいい、逃げくなれば逃げてしまえば良いのです。
弱音だって吐けばいいし、沢山沢山泣けばいい。
「よく頑張ってるよ自分」と、励ましてあげることも必要です。
大人にもなって、こんなにつまらない事をしている人達なんかより、自分の方がよっぽど良き母で、素晴らしい人間だという事に間違いは無いのです。
まとめ
ママ友のイジメに合ったときの対処法は、
- 周りの状況を元に原因をさぐる
- 一定の距離を置く
- 気がつかないふりをして堂々とする
- 子供に被害が及んだ時は迷わず相談する
- 自分の気持ちのケアを忘れずに行う
この5つになります。
本当につまらない理由でイジメは突如起きてしまいます。
会話は勿論、挨拶すら無視をされ、有りもしない噂を流され、すれ違い様に「生意気」や「子育てはママゴトじゃないんだよ」「目立ってんじゃないよ」など、傷付く言葉も沢山言われることもあります。
でも、全く気にしていないフリをし堂々としましょう。
勿論、心の中は傷だらけにはなりながらも悟られない様にいつも明るく笑顔で居る事を心掛け、無視をされても挨拶をし続けましょう。
そのうち、少しずつ挨拶を返してくれるママが出てきて、少しずつ会話をしてくれるママも出てきます。
そのときには、そんなママ達をとても大切にしましょう。
そして、いつしか皆普通に話してくれる様になり、いつの間にか辛く悲しいイジメの世界は終わっていることでしょう。
終わってから気付くのですが、結局イジメをしていたママ達の中には、何の理由も無く、ただイジメる側に立っていればイジメられる事は無いと、簡単に言えば自己防衛の為にイジメに加担していたママが多く居ます。
実際、イジメの対象者を気に入らなくてイジメていたという人は極々少数です。
何だかそれはそれで、悲しい気持ちになりますが。
そんなものなのです。
ママ友同士なんてそんなもの、女同士なんてそんなものです。だからと言ってママ友なんて要らないと切り捨ててしまうのも、それはそれで淋しすぎますよね。
ママ友はとても必要な存在でも有ると思います。
情報を交換出来たり、悩みを相談出来たり、同じ母親同士、共有出来る事も沢山有ります。
そして何よりも、気の合うママ友との付き合いはとても楽しいものです。
信頼出来るママ友が数人いれば、何でも話せて何でも相談出来て、本当に大切な友達になります。
始めにも書きましたが、ママ友同士の付き合いは母親である以上、常につきまとってくるものです。
その中で、どこまで相手を見極める事が出来るか、どこまで自分の意志をブレずに持ち続ける事が出来るかが重要になってくると思います。
無理して、合わないママと付き合う必要なんてありません。
無理して誘いに乗る必要も無ければ、相手に合わせる必要もありません。
本当の友達とは、同じ悩みを共感出来る、分かち合う事が出来る、信頼し合える、そして何よりも一緒に居て心の底から楽しむ事が出来る、そういうものなのだと思います。
もしも今、ママ友同士のイジメで辛い思いをされている方、悲しい思いをされている方がおられるのならば、そのママ友は自分にとって本当に必要なのか、今の自分は無理をしすぎていないかを今一度考えてみてほしいです。
本当に必要だと思う友達が出来た時は、本当に毎日が楽しくてしかたないことでしょう。