スーパーマーケットやコンビニエンスストアに行って食品を購入するとき、必ず確認するのが食品表示ラベルです。
特に気になるのが、食品の期限。
いつまで食べる事ができるのか、おいしく食べられるのはいつまでなのか、過ぎてしまうとどうなるのか、気になるところです。
食品によって、賞味期限であったり、消費期限であったり、時には品質保持期限と表示されていたりします。
この違いは一体何なのでしょう。
食の安全である賞味期限と消費期限の違いをお伝えいたします。
賞味期限と消費期限の違いについて
賞味期限と品質保持期限とは
賞味期限と品質保持期限は同じ扱いになります。
賞味期限は、定められた方法で保存した場合、食品の品質が十分に保たれていると認められる期限を示す年月日の事です。
ただし、製造日から品質保持期限までの期間が3ヶ月を超えるものに関しては年月だけで表示する事ができます。
賞味期限は、消費期限の食品に比べて、品質が比較的低下しにくい食品に付けられる表示このとです。
賞味期限と表示される食品例
- 清涼飲料水
- 即席めん類
- 冷凍食品
- ハム、ソーセージなどの加工食品
- 乳製品類
などがあてはまります。
定められた方法とは
定められた方法とは、次の条件が当てはまります。
- 常温保存
- 要冷蔵(保存温度が10℃以下)
- 要冷凍(保存温度が-15℃以下)
- 4℃以下で保存
などがあります。
賞味期限や消費期限を表示している食品は、常温保存の場合は省略できますが、基本的に保存の状態も表示する事が義務付けられています。
また、温度以外にも光や湿度によって変質するものは、その旨を表示する事になっています。
よく書いてあるのが、「直射日光や高温多湿の場所を避けて保存してください。」などです。
注意して見るようにしましょう。
消費期限とは
賞味期限と同様に、定められた方法により保存した場合、腐敗や変質等の衛生上の危害が発生する心配がないと認められる期限を示す年月日の事です。
特に、腐敗や変質が起こりやすい食品に表示され、製造した日を含めておおむね5日以内に消費すべき食品につけられる表示の事です。
きちんと保存状態を保てば、問題なくおいしく食べられると言う事になります。
消費期限と表示される食品例
- 弁当
- パン類
- 惣菜
- 生菓子類
- 食肉
- 生めん
などに表示されます。
賞味期限と消費期限に共通すること
賞味期限と消費期限の食品の共通する所は、定められた保存方法があると言うことです。
いくら年月日が表示されていたとしても、保存方法を守らなければ意味がないということです。
おいしく食品を食べる場合は、期限の確認と正しい保温方法の確認が大切と言う事になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
賞味期限と消費期限の違いは、
- 賞味期限は品質が比較的低下しにくい食品に付けられる期限のこと
- 賞味期限と品質保持期限は同じ
- 消費期限は、製造されてからおおむね5日以内に消費される食品に表示される
- 期限も大切だが、定められた保存方法を守らなければ意味がない
です。
食の安全のためにも、きちんと保存方法を守りましょう。
不思議なことに賞味期限、消費期限は表示されていますが、製造年月日は表示されてないのが気になります。
期限と保存方法を守れば安全だから問題ない、ということなのかと思いますが表記して欲しいような気がしますね。
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