無事に出産を終えたにも関わらず、産後なぜか心がすっきりしないママが多くいます。
それはマタニティブルー。
ブルーな気持ちになるママには実は8つの特徴があります。
場合によっては、複数の特徴に該当するかもしれません。
これからの育児に備えて、自分を知らなければなりません。
自分を知ることで産後うつにならないように対策したり、心の糸がほどけるきっかけを見つけましょう。
マタニティブルーが産後に起こる理由
マタニティブルーの原因は産後の急激なホルモンの変化です。
この変化により、身体的・精神的不安定になったり、これからの育児に不安を覚え心が落ち込んでしまう状態の事を言います。
人によって、様々ですが産後およそ10日から14日ほどで回復すると言われていますが、ひどい人になると産後うつになる人もいます。
産後にマタニティブルーになるママの特徴
頑張り屋の努力家ママ
特徴としては、
- 何でも一人で解決しようとする
- 小さいころ、良い子で育った
- 人に弱みを見せる事ができない
- 努力が好き
- 苦労をいとわない
などが上げられます。
常に真面目で、周りの色々な人に気を使ってしまい頑張り過ぎてしまうのが裏目に出てしまいます。
人に頼むくらいなら自分でやった方が早いと何でも自分ひとりでやってしまうママがブルーになる傾向があります。
産後は特に、ホルモンのバランスも悪く本調子ではありません。
力の抜き方が分からないために心も体も疲れきってしまいます。
対処法
まず、何でも一人で行おうとする気持ちをこの時は捨てることが必要です。
このときだけでも、誰かに手伝ってもらうなど周りの手を借りるようにしましょう。
時には誰かに頼る勇気も必要です。
予定通りに行かないと気が済まないママ
特徴としては、
- 曲がった事が嫌い
- 常にスケジュールを決めている
- 予定通りに行かないと気が済まない
- 融通が利かない
きちんとしていないとダメなタイプのママです。
すべてが計画通りに事が運ばないと安心できない上に、なんでもかんでも自分で管理したい性格のママが当てはまります。
誠実だからこそ「こうありたい!」と思うのですが、その心の緊張が赤ちゃんにも緊張感や不安感を与えてしまい、ご機嫌ななめになってしまいます。
対処法
子育ては予定どうりに行く事の方が珍しく、思い通りにならないのは当たり前です。
育児書も参考程度に思いましょう。
赤ちゃんも十人十色、様々なパターンがあります。
「まぁ、いっか」くらいに余裕を持って育児に励みましょう。
WEBの情報に頼り過ぎのママ
特徴としては、
- 必要以上にスマホやタブレット端末を見ている
- 便利グッズの情報を聞くと、すぐさまネットで購入してしまう
- 育児で悩んでしまうと、すぐにネット検索をしてしまう
どんな時でも常にスマホやタブレットを手放さず、ネットの情報に頼りがちになっているママのことです。
少しでも育児の事で不満があるとすぐにネットで検索し解決策を探します。
そこで検索中にまた新たな問題が発生しまたしても検索、これの繰り返しで子供との時間がなくなり自分の時間もなくなり悪循環に陥ることで、時間に押しつぶされ、焦りから情緒不安定になります。
対処法
スマホやタブレットは、すぐに調べる事ができて便利ですが、子供と接している時間を増やすためにも少しだけ手元から離す時間を努力して作るようにしましょう。
子育てには、決まった答えはありません。
赤ちゃんとの時間を最優先に考え、心配な事は周りの人に聞いて見るようにしましょう。
意外と簡単に答えが見つかったりもします。
赤ちゃんは、言葉が話せなくても常にあなたとコミュニケーションを取りたがっています。
自分より他人優先のママ
特徴としては、
- 自分よりも周りの人を優先
- 周りからの評価が非常に気になる
- 周りの誰からも嫌われたくないと思っている
- 人に頼るのが苦手で、他人からの頼まれごとを断れない
ついつい他人を優先してしまいがちで人の頼み事を聞いてしまい、自分の事を後回しにしていませんか?
自分を後回しにいて他人を優先するのは素晴らしい事ですが、それは本当にしてあげたい事なのでしょうか?
自分の気持ちを隠して、他人を優先してしまうと自分のやるべき事が溢れてしまいます。
産後は特に注意が必要です。
対処法
頼まれた事を引きうける場合、自分も気持ちが良いならいいのですが、本当は忙しいのに良く見られたい一心で引き受けたり、嫌われたらどうしようという思いから引きうけるのは良くありません。
この時ばかりは、きちんと自分の気持ちを大切にしましょう。
自己肯定感が下がってしまうと、やる気を奪ってしまうものです。
まずは自分を軸にして、周りの人のお願いは聞くようにすると良いでしょう。
そのうえで、できないものはできないときちんと断りを入れる事が大切です。
産後はどうしても赤ちゃんが優先になりますので頼まれごともバランスが大事です。
キャリアウーマンのママ
特徴としては、
- データをもとに信じる、頭で理解してしまう
- 仕事で成果を上げ、日々努力してきた
- 知識欲があり、かなりの勉強家
- 過去、未来のことが気になる
仕事歴が長く、自分の実力を発揮して、社会でバリバリ活躍していたママが当てはまります。
仕事で日々活躍していたママが子育てに直面したときに、勝手がわからず心身のバランスを崩す場合があります。
対処法
ビジネスの世界では思考が最も重要な武器になりますが、子育てでは動物的な感覚が必要になってきます。
仕事のことは一度、脇においといて赤ちゃんを抱っこし、ぬくもりを感じてみましょう。
毎日、赤ちゃんと大切に過ごすことで動物としての本能の感覚を呼び覚ましましょう。
思い込みが強すぎるママ
特徴としては、
- 周りの人に几帳面だねとよく言われる
- 価値観の違いを受け入れる事ができない
- お手本にしている人が身近にいて、その人を目標にしている
- 絶対に〇〇する、必ず〇〇するべき、等が口癖になっている
赤ちゃんを絶対に泣かせてはいけない、常に良いお母さんでなければならない等と、常に強い思い込みに縛られていませんか?
自分の思い込みや行動を縛ってしまうと、子育ては非常に辛いものとなってしまいます。
子供は日々、成長し泣いたり笑ったりと変化をしていきます。
その場その場で臨機応変に対応する事が求められます。
特に、自分の母親が完璧な人の場合、母のようにならなければと思いがちです。
自分がどう頑張っても理想通りに行かない場合、あまりのむなしさに精神的に不安定になってしまいがちです。
対処法
まず、母親と自分を比較する必要ありませんし、同じにすることもありません。
母親は母親、自分は自分です。
反省する事は良い事ですが、自分を責めないようにしましょう。
赤ちゃんが毎日笑顔でいるか、また自分も笑顔で接しているか心を最優先に考えるようにしましょう。
母親からの愛情が不十分だったママ
特徴としては、
- 自分を否定する事が多い
- 自分の子供をかわいいと思えない時がある
- 家族団らんのイメージがわかない
- 母親に愛されなかったと感じている
お母さんがとても忙しく話をちゃんと聞いてもらった事がない、兄弟、姉妹が多く自分の事はいつも後回しにされてきたなどということはありませんか?
そもそも妊娠した事に戸惑いや、子供を産んでも愛し方が分からないなど、母親からの愛された感覚がないと困惑してしまう人も意外と多いのが現状です。
戸惑いながら赤ちゃんと向き合う時間が非常に辛く感じることで気分が落ち込み、情緒不安定になってしまいます。
対処法
まず、自分の子供を可愛いと思えない自分を否定しないようにしましょう。
そして、自分が子供のころの辛い思いの経験から癒やすためにも、赤ちゃんと一緒に歩む気持ちをもって育児に励みましょう。
自分の経験から同じ道を歩ませたくはない、まさに逆転の発想を持つ事が大切です。
過保護に育ったママ
特徴としては、
- 思い通りに行かないと、すぐ怒ったりイライラする
- 何かあるとすぐ実家に帰る
- 自分の家庭よりも実家を優先し、大事な事は親の決定にすぐ従う
- 親が自分の事を甘やかしすぎていると感じる
結婚し子供が生まれたのにも関わらず必要以上に実家に頼ってしまう母親が増えています。
特に最近は景気も悪く賃金も上がらない時代ですし、会社も普通に潰れる時代が来ています。
金銭的にも頼ってしまう気持ちもわかります。
実家に頼り切ったまま親になる人も少なくありません。
若い年齢で出産し親の支援が必要なケースもありますが、あまり親の意見に依存してしまうと、自分の意見を消化できないためイライラしてしまい、精神的に不安定になりがちです。
対処法
まず、自分と母親は完全に区別するようにしましょう。
心の境界線を持つ事が大切です。
母親は親切心でやってくれているのですが、時にやりすぎてしまいあなたの心の方に踏み込んでくることがあります。
しっかりと、踏み込んできそうなときは、きちんと言葉で伝えるようにしましょう。
言葉で伝えること1つ1つが積み重なり関係をより良いものに変わって行きます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
産後にマタニティブルーになるママの特徴として、
- 頑張り屋の努力家
- 予定通りに行かないと気が済まない
- WEBの情報に頼り過ぎ
- 自分より他人優先
- キャリアウーマン
- 思い込みが強すぎる
- 母親からの愛情が不十分だった
- 過保護すぎる
の8つです。
産後すぐはホルモンのバランスも崩れており、本調子ではない上に、始めて行う育児には不安はつきものです。
辛い事もありますが育児は楽しいものです。
育児はずっと続くものではありません。
授乳の時間は、赤ちゃんとのコミュニケーションを取る時間と決めて接したり、目を見ながら微笑んだりしてみましょう。
赤ちゃんに接することで、ブルーな気持ちを解消し育児に励みましょう。
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