目が疲れやすい、何となく目に不快感を感じると言う人が増えています。
テレビ、パソコン、最近ではスマホ、人によっては仕事で目を酷使する作業に従事している等、疲れ目で目に不快感があると日常生活でも大変不便に感じる事でしょう。
こういった目の疲れの原因で注目されているのが目の乾き、ドライアイです。
目が疲れやすいのは、目を使い過ぎたためばかりではなく、もしかしたらドライアイという病気の一症状かもしれません。
ドライアイで悩んでいる人は全国で約800万人いると言われています。
これだけ多くの方が悩まされているのにも関わらず、病気としての認識が低い疾患でもあります。
ドライアイのチェックや原因、対策に迫ってみたいと思います。
日常生活に注意すれば快適な毎日を過ごせるはずです。
目が疲れやすいドライアイについて
まずは、ドライアイチェックをしよう
ドライアイに該当する12項目を用意しました。もし、5つ以上当てはまればドライアイの可能性があります。
- 目が疲れやすい
- めやにが出る
- 重たい感じがする
- 目がかゆい
- 目がゴロゴロする
- 目が乾いた感じがする
- 何となく目に不快感がある
- 目が痛い
- 涙が出る
- ものがかすんで見える
- 目がかゆい
- 光を見ると眩しい
- 目が赤い
もし5つ以上該当した場合は一度、医師の診断を受けて見ると良いかもしれません。
手遅れになる前に診察をしてもらいましょう。
ドライアイってどんな病気？
ドライアイは、涙の減少あるいは質的な変化により目の表面に障害が生じる疾患の事です。
涙が足りないと涙の役割が低下するので目が乾いて傷つきやすい状態になります。
重症になると目の表面に無数の傷が付いている場合もあります。
では、ドライアイの主症状はどんなことが起きるのか見てみましょう。
- すぐに目が疲れてしまう
- 何となく目に不快感があり、しかも取れない
- 目が乾いた感じでショボショボする
- 目がどうも重いような感じがある
このような症状がある場合は注意が必要です。
強い症状や長引く症状は放っておかない方が良いでしょう。
軽い症状がやがて収まる事もあります。
しかし、目の表面が気づ付いている事も考えられます。
また、傷から細菌が入り込んで目全体が感染したり、傷が深くなって視力を低下する恐れがあります。
ドライアイのメカニズムとは？
ドライアイは、涙が不足したり成分が変化して質が悪くなる事によって、目の表面に障害が生じる状態です。
涙はまばたきによって網目状の薄い膜となって、いつも目の表面を覆って乾燥あるいはゴミや細菌などから目を守っています。
しかし、ドライアイになると涙が正常ではなくなるために目の表面を十分に保護する事ができなくなり、目が乾くといった状態になります。
涙の不足、質の悪化、そしてまばたき不足で起こります。
涙の役割
涙の役割は主に4つです。
- 乾燥の防止
- 細菌やウイルスを殺菌
- ゴミやアレルギー源を洗浄
- 栄養補給
涙が不足する事により、目の表面である角膜を保護できなくなり傷を付けてしまいます。
視力低下にも繋がります。
ドライアイの主な原因
涙の質や量の低下
高齢や、夜遅くまで起きていたり、睡眠不足、ストレスがあることがあげられます。
また、病気やある種の降圧剤、精神安定剤の服用でも起こる場合があります。
まばたきが少ない
パソコンやスマートフォンに集中しすぎて、まばたきをしていない状態あったり、運転や細かい作業、読書など目を酷使しすぎるのが上げられます。
涙が蒸発しやすい
目が大きい場合や、乾燥した部屋にいたり悪い環境にいる場合が上げられます。
その他
上記以外にも、コンタクトレンズやアレルギー性結膜炎、大気汚染、紫外線で起こる場合があります。
ドライアイを防ぐ日常生活での対処法
普段の生活に少し気をつければ目の乾きを軽くする事ができます。
是非、取り入れてみましょう。
スマホやパソコン作業には必ず休憩をする
パソコン作業であれば、業務中の場合、頻繁に休憩を取る事は難しいでしょう。
あまりにも集中しすぎてまばたきをしないのが問題なのです。
集中するのは当然なのですが、作業中もまばたきを心掛けるなど、目を乾燥させないように注意するようにしましょう。
スマホもゲームやアプリをするのに集中してしまいがちです。
リラックスを心掛け、目が疲れたら休ませましょう。
上の方を見ない
テレビやパソコンの画面が目の高さより上にあると疲れます。
目の疲れはドライアイの原因になります。
テレビ、パソコンの画面は下方に置くようにしましょう。
見やすい環境を作ろう
上にある照明が反射している画面は大変見づらく、目が疲れます。
机は直射日光を避け、目がなるべく疲れない見やすい環境を整えましょう。
部屋の保湿を保とう
乾燥した部屋にいると、涙が乾くためどうしてもドライアイになりがちです。
加湿器の設置や濡れタオルをぶら下げるなどして保湿になるように保ちましょう。
また、冷暖房の効いている部屋は目が乾きやすいです。
冷暖房の風が直接目に当たらないようにする事はもちろんですが、温度と湿度を両方気を付けて見るようにしましょう。
運転中は直接目に風を当てない
車の運転中は、エアコンや外からの風が直接目に当たらないようにしましょう。
また、運転中は緊張が高まっていますので、まばたきが減っています。
余裕をもって運転するようにしましょう。
機内の湿度の低下に注意する
飛行機内では湿度が状況により数％まで下がる事があります。
目薬や、コンタクトレンズの方は眼鏡に切り替えるようにしましょう。
タバコの煙に注意する
タバコの煙は大敵です。
周りの人が吸っている場合は、自分の目に当たらないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
目が疲れやすい場合は、ドライアイの可能性があります。
目が疲れた時は、休憩し、まばたきを多くしたり、目を休ませるようにしましょう。
傷がついたり、視力低下につながると、のちの生活に影響が出てきてしまいます。
日常の生活をちょっと工夫し、快適な毎日を過ごしましょう。
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