不倫の証拠集めの方法の一つに、探偵に依頼するとういものがあります。
とはいっても探偵というのはドラマや特番でしか見ない存在で、あまり馴染みがありませんよね。
「調査を依頼したいけど、なんだか怪しくて不安…」
「会社がたくさんあって、どこに頼めばいいのかわからない…」
今回は、探偵会社の選び方、依頼のときに注意すること、調査の流れ、悪質な探偵がいること、そして、私が実際に依頼したときの流れとその内容を紹介します。
しっかりと調べれば、きっと良い探偵に出会うことができます。
探偵に依頼した内容と流れについて
探偵事務所の選び方
パートナーの不倫が発覚し、証拠集めに取り組んでいるあなた。
「証拠を叩き付けてやりたい!」「離婚のための証拠がほしい!」
そう思うようになり、自分での証拠集めに限界を感じるようになったとき、それは探偵に調査を依頼するときです。
現在、探偵事務所は5500社以上あると言われており、インターネットで検索をかけると、たくさんの探偵事務所がヒットします。
選ぶときには以下のことを基準にしてみてください。
①探偵業届出を行っている
届出を行っているかはHPで確認ができます。届出番号の記載があるか見てみましょう。
なければ公認ではなく、“自称”探偵事務所の可能性があります。
②料金の相場に当てはまっている(1時間、探偵2名で10,000~20,000円)
調査は基本的に2名以上の体制で行われます。
料金は、時間あたりで表記されている事務所が多いので、何人分の料金かわからない場合は、電話で問い合わせてみましょう。
人件費だけでなく、車輌代(車)もかかります。
上記料金に含まれている場合と、含まれていない場合があるので、確認を忘れずに行いましょう。
③事務所が実在するかの確認
住所が書かれていても、架空のもので実在していないことがあります。
直接行って確認することが大切です。(契約時に訪問するでもOK)
④報告書のサンプルの確認
HP(ホームページ)でサンプルを出している場合があります。
出していない場合は、訪問時に見せてもらい、裁判になったときにも使えるものかを確認しましょう。
ぼやけていたり、暗くて顔もわからないような報告書は、裁判では使えません。
⑤電話相談で無理な勧誘をされないか
多くの事務所が電話での無料相談を行っています。
親身になって話を聞いてくれ、現状を話すと調査が必要かどうかを判断してくれます。
ただ無理に契約させようとしてくるような場合は、避けた方がいいでしょう。
ホームページで確認できることもあれば、実際に行ってみないとわからないこともあります。
まずは、電話で相談をしてみて、その後訪問し、選定していきましょう。
依頼のときに注意すること
依頼する探偵事務所が絞れて来たら、まずは訪問します。
事務所が実在し、報告書も確認でき、料金にも納得できたら、契約をすることになります。
契約時に確認しておくポイントをご紹介します。
料金のことが主です。
①追加費用
基本的に“〇時間〇円”という、時間で料金設定している事務所が多いです。
“1日”と書いている場合も、6時間、8時間、24時間など、1日の定義が事務所によって異なります。
その時間を延長したときに追加料金が発生します。
出張での調査になった場合のホテル代と交通費も追加料金になります。
②契約自体のキャンセル料
契約後に、自分で確固たる証拠を得られた場合や、なんらかの心変わりで調査を中止したくなることもあるかもしれません。
その場合にどの程度料金が発生するのかも確認しておきましょう。
③調査日程変更時の料金
予定が変更し、調査依頼していた日に会わなくなってしまった・・・ということも出てきます。
そのときは調査日を変更しなければなりません。
料金と料金が発生するタイミング、何日前までなら変更を受け付けてくれるかも確認しておきましょう。
事務所側はその日を調査のために空けていてくれたわけなので、料金が発生することもやむを得ないと思ってください。
④状況連絡の有無
調査当日は、ソワソワしてしまうものです。
調査の状況をどれくらいの頻度で教えてくれるのか聞いておくとよいでしょう。
また、こちから連絡を入れていいのかも確認しておくと安心です。
契約時の持ち物
- パートナーの情報(写真)
- 不倫相手の情報(写真、氏名、住所、勤務先等)
- 印鑑
- 頭金
また、成功報酬で料金をもらう、と表記している事務所もありますが、調査の成功というのは、「ホテルの出入りの証拠写真が撮れること」ではなく「浮気調査が無事に行われたこと」です。
証拠写真が撮れなくても料金は発生することになりますのでご注意するようにしましょう。
調査の流れ
契約が無事に済んだら、調査のスタートです。
調査はあなたの希望日に行われるので、調査日を絞る必要があります。
「いつかわからないけれど会う」というのと「土曜日の夜に会う」というのでは、証拠写真が撮れる可能性が格段に違います。
まずは、パートナーの行動を把握することから始めます。
①携帯電話で確認する
携帯電話をのぞけるのであれば、これが手っ取り早いです。
やり取りの中からデート日が出てきます。
②スケジュール帳を確認する
手帳はもちろんのこと、パソコンと連動している場合もあるのでiPhoneとMacなどパソコンも確認してみましょう。
誕生日が記載されていることもあるので、数ヶ月先のページまでチェックしてください。
③日記をつける
携帯電話から情報を得られない場合は、コツコツと情報を集めていきます。
帰ってくる時間や、領収書でデートの日を割り出して記録を続けていくことで、「〇曜日の帰りが遅い」等と規則性が出てきます。
その日が狙い目です。
また細かな予備情報として、着用する下着、爪を切る日、美容院に行く日、銀行からお金が下された日も記録しておくと良いでしょう。
不倫相手が独身者であれば、平日の夜や休日、主婦であれば平日昼間になる確率が高いので、それも参考にしてください。
調査日程が決まったら、電話またはメールで調査を依頼します。
当日は、探偵が何度か連絡を入れて状況を教えてくれます。
調査終了の際も「本日はこれで終了です。」と連絡を入れてくれます。
証拠写真が撮れれば調査も終了ですが、撮れなかった場合は、次回の日程調整もすることになるでしょう。
悪質な探偵について
世の中には、悪質な探偵事務所も多々あります。
- 調査が行われていなかった(嘘の報告書が提出される)
- 調査能力が低い(取り逃がした)
- 報告書がお粗末(画質が荒く顔がわからない、裁判で使えない)
- 料金が高すぎる
- 事前説明のなかった追加料金が発生した
- 前払いをしたら持ち逃げされた
などと、消費者センターに苦情が寄せられている現状があります。
HPで検索をかけると、大手の探偵事務所が上位に出てきます。
また、ブログなどのような形で紹介記事があり、広告リンクが貼られているページも多くあります。
それらは、お金をかけて事務所が広告をしているだけなので、惑わされないように気をつけてください。
“依頼者の声”を複数載せていても、字体や内容が似ていたりすることもあるので、しっかり見極めましょう。
大手だから安心、良い、と思いがちですが、地域に密着した個人事務所にも目を向けてみると、良い出会いがあるかもしれません。
また、訪問すると実際に探偵と会い、話をすることになります。その人の人柄も重要です。
横柄な態度の人や、他の探偵事務所を極端に悪く言う場合は、避けた方が無難です。
私が探偵事務所に調査依頼したときの内容とその流れについて
①探偵事務所探し
インターネットで料金が安いことを基準に探し、大手事務所と地元の個人事務所を1つずつピックアップし、電話相談しました。
大手事務所は、手慣れた様子で親身に相談に乗ってくれ、現状を話すと「我々の経験から言うと、ご主人は99%不倫をしています。調査が必要です。」と言われました。
そして翌日に訪問することになり、事務所で具体的な話を聞きました。
調査の方法や報告書のサンプルを見せてくれました。
最後に料金説明があったのですが、電話相談の時点で「1日18万円」と説明されていましたが、「このケースだと探偵人数を増やす必要がある、時間も延長しなければならない、車も用意しなければならない。」等と言われ、最終的には「1日85万円」に跳ね上がりました。
調査の平均日数は3日~7日程度と言われるなかで、7日かかった場合のことを考えると恐ろしくなり、その大手事務所での依頼はやめました。
相談終了前に教えていただいた、探偵のメールアドレスにお断りの連絡を入れておきました。
数回やりとりしましたが、しつこく勧誘されることはありませんでした。
その後、低料金がウリだった地元の個人事務所に電話し訪問。
「3日25万円」で契約しました。
他の事務所のように“1時間〇円”ではなく“1日〇円”という料金設定だったので、延長料金が発生せず、時間を気にせずに依頼できたことが決め手でした。
②契約
「ご自宅の近くまで行きましょうか?」と言われましたが、事務所が見てみたかったので訪問しました。
ビルの小さな一室でした。そこで契約内容の詳しい説明を受け、納得したところで契約書にサインをし、頭金を数千円払いました。
料金は後払いで、調査終了時に渡すことになりました。
旦那や不倫相手の情報を伝え、調査日を相談に乗ってもらいながら決めました。
不倫相手の情報は、SNSでの写真を持参しました。
③調査
家からの調査を依頼したので、近くで待機していてもらい、旦那が出発したと同時に調査をスタートしました。
途中経過を電話で知らせてくれ、ソワソワしつつも安心して1日を過ごしました。
仕事中、デート中、キスをしているもの、ラブホテル出入り等、たくさんの写真が撮れました。
相手女性と接触した場合は、旦那と別れた後に女性を尾行し、女性の住所まで判明しました。
合計調査日数は6日、料金は50万円です。
④調査報告
近所の喫茶店で合流し、調査報告書として、1日の行動が分かる写真と文章が書かれた冊子、動きをまとめたDVD、写真数枚(相手の顔、キス、ラブホテル出入りなど)をもらいました。
料金を現金で支払い、終了となりました。
最初は大手事務所に依頼しようと考えていましたが、料金のことが引っかかり個人事務所に流れる形になりました。
個人事務所では、大手のように万全の態勢というわけではなく、必要最低限の人数と車での調査でした。
少々不安はありましたが、余計な料金がかからなくて済むので、それで良かったと思っています。
結果として報告書や尾行力に劣った点はなく、内容、料金ともに満足のできるものとなりました。
まとめ
いかがでしたか?
探偵事務所の選び方、依頼のときに注意すること、調査の流れ、悪質な探偵がいること、私が探偵事務所に調査依頼したときの流れとその内容をご紹介しました。
調査料金は高額ですが、その高額ですら「安い」と感じる瞬間があります。
それは、あなたの気持ちに余裕がなくなっている証拠です。
一刻も早く辛い気持ちから抜け出し、解決できるよう、良い探偵さんを探してみてくださいね。
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