入社試験、何回もの面接を無事に乗り越え、新卒で入社したにも関わらず今の仕事を辞めようか悩んでいませんか?
自分の会社はブラック企業だったのではないか、長時間労働、低賃金、ノルマがある、嫌な上司がいるなど、思いもよらぬ理不尽な事が多々あることでしょう。
入社して3ヶ月にもなれば多少なりに自分の部署の仕事にも慣れてきたころです。
社外の人間、周りの部署との関係、そして人間関係もそれなりに見えてきたころでしょう。
3ヶ月といえ、見えてくるものがあります。
今の現状に不満があり予想と現実が違うギャップを感じ、辞めるべきか考えてしまう。
このまま今の会社にいて良いものか。
仮に、仕事を今辞めたらどうなることか。
人生の岐路に立たされている事でしょう。
辞めたいと思って辞める事は、決して悪い事ではありません。
辞める事はいつでもできます。
ですが先の事を考えず、行き当たりばったりで辞めれば間違いなく失敗するでしょう。
転職の格言に七五三(しちごさん)という言葉があります。
これは、新卒が最初に入った会社を3年以内に辞める確率の事で、中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割と言われています。
つまり、大卒でも3割の人間は、新卒で入った会社を3年以内に辞めているのです。
辞めたくなる原因には必ず理由があります。
決断する前に、一度落ち着いて深呼吸をして考えてみましょう。
仕事が合う合わないは必ずあります。
自分に合わない仕事をして、体を壊したらそれこそ大変な事です。
悩みとなる辞めたい原因と解決方法をまとめてみました。
新卒入社3ヶ月の人が仕事を辞めたいと考えてしまう理由
仕事を辞めたくなる原因には大きく6つあります。
仕事が合っていない
3ヶ月も経過したのにも関わらず、入社したときと仕事のスピードが変わらない、いつまでも覚えられない場合です。
残念ながら、仕事には人に合う合わないがあります。
工場のように黙々仕事をするのが得意な人、営業職のように人と話すのが得意な人、接客の販売の仕事が得意な人など、それぞれ相性があります。
挑戦した結果、効率が上がらない場合は、あなたに合っていないのかもしれません。
人間関係が良くない
言葉は少し悪いですが、憎たらしい上司がいる、一緒に仕事をしている先輩や同僚にろくでもないのがいる。
どの会社にも必ず120%、最低1人はあなたと合わない人がいます。
この先、どこにいっても出現します。
すぐ怒ったり、怒鳴る、陰湿ないじめなど職場の環境が悪い。
会社組織に入った以上、会社はいろんな人達で構成されています。
長年染みついた会社の体質は、変えることはなかなか難しいものがあります。
許容範囲を超えてあまりにも劣悪な環境が辞める原因になる場合が挙げられます。
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業務内容に不満がある
今の仕事をしていても自分のスキルアップにはつながらない。
期待していたものと違っていた。
勤務体系がひどすぎる。
仕事をしていて先が見えた。
いまだに何の仕事をしているか理解できていない。
3ヶ月と短い期間ではありますが、そこに未来がなければ辞める決断もありです。
賃金体系に不満がある
どうしても日本はまだ年功序列型賃金、終身雇用制度が根強く残っている風習があります。
新卒の場合、当然基本給は安いところからのスタートでしょう。
長時間労働させられた挙句、貰える給料が安すぎれば、辞める原因になります。
生活できない水準であればなおさらです。
会社の独特な雰囲気が合わない
これは、実際は面接や試験ではわかりません。
実際に仕事をスタートしたときに、ん?何かがおかしい?と感じる場合です。
そこで初めて、気が付くパターンです。
普通の会社だと思ったが、実際に入って見たら体育会系の会社だったなんてこともあります。
異常なまでに上下関係が厳しい、中学や高校の部活の様な雰囲気の場合です。
自分に会社の雰囲気が合わないと感じる場合は、辞めたいと思うのは当然のことです。
3ヶ月もいても払拭できない場合は、辞めることも選択肢でしょう。
会社独自の理不尽なルールがある
出勤時間の1時間前には会社にいる事、休みの日でも会社から頻繁に電話がかかって来る、法令違反をしていても会社は知らんぷり。
会社に昔からの悪い古い体質が残っていてそれが自分自身に被害を被っている場合、辞める原因でしょう。
悪い古い体質はなかなか取りはらえないものです。
はっきり言って、古い体質をいつまでも固持し、時代の流れに適応できない会社はこれから先、間違いなくなくなります。
潰れる会社に共通するのは、時代の流れに背いたからでしょう。
市場の変化を考えず、会社の現状維持は衰退を意味します。
昔からこの手法だから今もこの手法ではこの先、間違いなく通用しなくなります。
欲しいもの、必要は物はすべてインターネットを駆使すれば手に入れる事ができますし、場合によっては業務の簡素化も出来ます。
最小努力で最大効果を発揮するべきです。
仕事を辞めたい新卒3ヶ月の人に伝えたいこと
辞めるのは甘えでないか考える
入社して3ヶ月しか経っていないのに、もうすでに辞めたい。
具体的な理由として、
- 自分のやりたいことが見つかった
- 身体を壊しそう、もしくは若干壊しかけている
- 心の病になりそう
この場合では、甘えではないと考えられます。
ただ、何も考えず辞めたい。
おもしろくないから、つまらないから辞めたいと言うのは甘えになってしまうでしょう。
また、人間関係で辞めると言うのもおすすめできません。
なぜなら、次に入社する会社にも必ず曲者は現れるからです。
ですが、パワハラやセクハラがまかり通っている会社を辞めたいと言うのは当たり前だと思います。
モラルがなさすぎです。
仕事のストレスを発散できないか考える
辞めると決断を下す前に、その仕事の不満は何かで発散できないものでしょうか?
例えば、
- とことん自分の好きなことをやって、悩み、ストレスを発散する。
- 同期入社の人達で集まってどこかへ行く(仲が良ければ)
- 好きなスポーツで思いっきり身体を動かす。
- 休暇をもらい少し遠いところへ旅行に行く、おいしいものを食べに行く。
会社で嫌な事があっても、違うことで発散できるならそれにこしたことはないでしょう。
会社の事は忘れて、時には非日常的な事をすることも必要です。
親に相談してみる
どうしても仕事を辞めたい。
何をやっても仕事の事が忘れられない。
そんな時は、一度、親に相談することも一つの手段です。
ですが、親に相談すると返ってくる言葉は、「せっかく入社したのだからもう少し頑張れ」でしょう。
正社員ならなおさら辞める事に反対で引き止めにかかるでしょう。
親の意見も参考にはなりますが、最後に決断するのは自分です。
参考程度の意見としては有効です。
仲の良い友達に相談する
困った時、支えてくれるのはなんといっても友達です。
一緒の学校で学んだ友達は最強です。
あなたの人生において一生の付き合いになるでしょう。
友達に相談することは大きな一歩になります。
長い付き合いであれば良きスーパーアドバイザーになるでしょう。
友達は親とは違い、遊んだり、一緒にいる時間が長いです。
あなたの性格も理解しているはずです。
良き理解者として相談に乗ってくれると信じて相談しましょう。
仕事を辞めたいと思う状況を客観的に見てストレートに意見を言ってくれるでしょう。
仕事を辞めることは悪いことではない
一人で決めるのではなく、自分の周りの人の話を聞いて、辞めた方がいいのかそのまま我慢して仕事をした方がいいのか結論が出るはずです。
会社に依存する時代は終わり。
これからは個の時代と言われています。
女性が輝く社会と言う男女平等の世界、男が1人で家庭を支えて行く時代はとうの昔に終わっています。
これからは、夫婦共働きが当たり前の時代です。
結論によっては、辞めることもありです。
冒頭にもお伝えしましたが辞める事は悪い事ではありません。
会社を辞めても命まで奪われることはありません。
前向きと捉え、英断として行動しましょう。
また辞めると結論が出たのなら、早めに行動に移しましょう。
第二新卒という市場で需要があります。
第二新卒とは、最初の会社に勤めてから3年以内に離職してしまった若者のことです。
仕事を辞めたいと決断したらさっさと転職活動すべし
いきなり辞めると言ってもこれからの先の事を考えて行動に移す必要があります。
いきなり辞めてしまえば、次の事が起こります。
- 履歴書に空白期間ができる
- 国民年金、国民健康保険、住民税の支払いが来る
- 自己都合退社となり勤務年数が1年未満の為、失業保険が出ない
なので、今の仕事内容に耐えられるようであれば、働きながら転職活動をおすすめします。
ハローワークも一つの手段ですが、今はインターネットの時代です。
必ずこうしなければならないと言う事はありません。
転職サイトや自分の情報を登録しておくとエージェントから連絡が来るサイトもあるので、積極的に活用してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
仕事を辞めたくなるには理由があります。
一度、落ち着いて考えてみましょう。
- 辞めたい理由を一度、整理する
- 甘えなのか、そうでないのか判断する
- 辞める決断を下す前に、辞めたい気持ちを払拭する方法を見つける
- 親に相談し、参考にする
- 必ず友達に相談する
- 状況によっては、辞める決断もあり。現状維持できそうであれば、仕事継続。
- 金銭的なことを考えて、転職するなら仕事をしながインターネットを活用し活動する
自分の未来を考えて、行動しましょう。
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