納豆を食べて便秘になるのか疑問に思っている方、実際に便秘になる人が少なからずいるようです。
ですが、本来、納豆は発酵食品で食物繊維も豊富です。
どちらかと言うと、便秘を解消する食べ物として非常に効果を発揮します。
もしかすると、納豆で便秘になる人は食べ方が悪いのかもしれません。
また、納豆以外の日々の生活が関係している可能性があります。
今回は、納豆を食べて便秘になるのではないかという原因と正しい食べ方をお伝えします。
納豆で便秘になるの?
本来、納豆は、
- 発酵食品である
- 大豆製品である
- 水溶性食物繊維を含んでいる
- 不溶性食物繊維を含んでいる
と言うことが上げられます。
発酵食品は、腸内の善玉菌を助け、腸の働きを良くする働きがあります。
他にもヨーグルトや漬物、キムチ、味噌、チーズなどが発酵食品として上げられます。
また、食物繊維は、善玉菌の格好のエサでもあります。
食物繊維を詳しく知りたい方は、
食物繊維で便秘を解消する方法!摂りづらい水溶性を食べようの記事をご覧ください。
なので、納豆で便秘になることは通常あまりないことです。
もしかすると、違うことが要因で便秘になっている可能性があります。
予想できる便秘の原因を上げて行きます。
野菜の食べる量がそもそも少ない
納豆だけでななく、他の野菜や果物など食物繊維を食べていない場合です。
便秘を含め、健康的な体を維持する秘訣は、バランスです。
食事の栄養はバランス良く食べることが大切です。
納豆だけ食べる場合や、納豆を大量に食べるとどうしても栄養のバランスが偏ってしまいます。
米やパンなどの炭水化物、牛や豚の肉類、そして野菜や果物から摂れる食物繊維やビタミンを満遍なくとりましょう。
特に肉類を多く食べると、腸内は悪玉菌が増えることで汚れてしまいます。
これは、動物性タンパク質によるものです。
悪玉菌が増えると、
- 腸の蠕動運動の悪化
- 腐敗物質の増加
- 毒素の増加
により、腸内環境が悪化します。
運動不足になっている
毎日の生活の中で運動不足になっている場合です。
運動不足になると、筋肉も使わないため筋肉が低下してきてしまいます。
筋力が低下すると、腹筋や肛門括約筋が弱くなり便を押し出せない可能性があります。
人間には直腸に便が溜まって来ると、直腸が拡張し脳から送られてくるサインで排便することができます。
ところが、我慢していたり筋力が低下してくると、反応が鈍ります。
そのため、便が出口付近まで来ているものの、反応が鈍いために便が出せず便秘になってしまいます。
普段水分を取っていない
普段から水分をあまり取らない、取るのを控えている状態でも便秘になります。
食物繊維は、腸内で水分を吸収し、ゲル状に変化したり大きく膨らむことで腸を刺激し蠕動運動を助けます。
しかし、食物繊維を摂っても腸内に水分がなければ、吸収することができず腸を助けることができません。
食物繊維と同時に水分補給も必要になってきます。
不規則な生活を送っている
不規則な仕事や、夜更かしをして遅くまで起きている場合が考えられます。
寝不足もまた便秘になります。
理由は、副交感神経の活動時間が短くなるためです。
詳しくは、寝不足が便秘になる理由とは?睡眠で自律神経を整えようの記事を参照してみてください。
人間は自律神経により活動しています。
自律神経は、交感神経と副交感神経があります。
腸が活発に活動するのは副交感神経が優位に働いているとき、つまり、リラックスしている状態と睡眠中に活発に動いています。
副交感神経の優位に働いている時間が短いと、腸の活動が低下するので便秘になります。
腸が病気になっている
もしかすると、直腸瘤のような病気になっている可能性があります。
直腸瘤とは
排便センサーが鈍り、直腸に便が溜まってしまう病気です。通常、10cmほどの直腸が便が詰まることで30cm異常に膨れ上がってしまう病気のことです。
腸は『沈黙の臓器』と言われ、痛みを発しない臓器です。
そのため、気がついたときはすでに手遅れだったということも考えられます。
不安な場合は、一度、診察を受けることも必要になってきます。
納豆で便秘になると疑わないようにするには
便秘の原因は、生活習慣の乱れで起こります。
よって、規則正しい生活、バランスのある食事や定期的な運動などで改善することができます。
納豆を食べる他にも、
- 野菜や果物など他の食物繊維も食べる
- 栄養のバランスを考えた食事にする
- 運動不足を解消する
- 水分を定期的に補給する
- 副交感神経の活動を高めるために、入浴や睡眠時間を長く取る
- 規則正しい生活を送るようにする
- 不安なら一度、診察を受けてみる
などが必要になってきます。
また、食事のバランスが上手く摂れない場合は、便秘解消サプリメントも非常に有効です。
納豆を食べる上で必要なことは、良く噛むことです。
納豆はどうしてもネバネバしていることから、喉を通りやすく口に入れたあと良く噛まないで飲み込みがちです。
そのままの形状で胃に入れると、胃の負担も大きくなります。
良く噛んで、摂取することが大切です。
まとめ
納豆で便秘になると言うのは、もしかすると普段の食生活や生活のリズムに問題があり生活習慣が乱れていることが考えられます。
納豆は、発酵食品であり食物繊維を多く含んでいるので腸の助けになる食べ物です。
生活習慣を整え、便秘を解消するようにしましょう。
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