私達の腸内には細菌が住んでいます。
腸内細菌は、人間の生命の維持に必要な様々な活動のお手伝いをしています。
その腸内細菌の中にも肥満を防ぎ身体を痩せやすくする菌がいます。
痩せ菌の活動は、体内に取り込まれる脂肪をブロックする働きがあります。
腸内には大きく3種類の菌が存在し、善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいます。
痩せ菌とは、善玉菌の一種のビフィズス菌と日和見菌のバクテロイーデスが当てはまります。
これらの菌の住み家は主に大腸です。
今回は、痩せ菌を増やす方法と、増やすのに効果的な食べ物をまとめてみました。
痩せ菌とは?
痩せ菌とは、身体に有益な菌である善玉菌と日和見菌の一部の菌のことです。
痩せ菌と呼ばれる菌は、
- ビフィズス菌
- バクテロイーデス
この2種類が、痩せ菌と呼ばれています。
一方、デブ菌には、日和見菌のファーミキューテスという種類の菌がいます。
実際に見ることはできませんが体内では、デブ菌と痩せ菌の比率は、4:6が良いとされています。
また、日和見菌は、数が優勢の方に見方をするので、善玉菌を悪玉菌より多くしておかなければなりません。
理想の善玉菌:悪玉菌:日和見菌のバランスは、2:1:7が良いとされています。
痩せ菌の働きとは?
本来、食事から得られる摂取カロリーが消費するエネルギーと同じであれば、太ることはありませんよね。
摂取カロリーが多いばっかりに、消費されず体内に残ることで脂肪細胞に取り込まれ蓄積する結果となります。
ですが、痩せ菌の働きは、
- 痩せ菌が食べ物から短鎖脂肪酸を作り出す
- その短鎖脂肪酸が、脂肪細胞の脂肪の蓄積をブロックする
という、働きがあります。
よって、脂肪を蓄えることなく、排出することで肥満になることを防いでくれる働きがあります。
痩せ菌を増やす具体的方法5つ
痩せ菌を増やす、つまり善玉菌を増やすにはこのような方法があります。
- 善玉菌を増やす食材を摂る
- サプリメントを摂る
- 元々腸内にいる善玉菌を増やす
- 腸内環境を整える
- 調理済み加工食品、抗生物質を控えるようにする
この5つです。
善玉菌を増やす食べ物
善玉菌の働きを助ける食材は、発酵食品を食べることです。
発酵食品が健康に良いと言われる理由は、大腸にとって有益な乳酸菌類などの善玉菌をたくさん含んでいるからです。
発酵食品の食材
発酵食品には、
- 納豆
- ヨーグルト
- 味噌
- キムチ
- 漬物
- メンマ
- 鰹節
などがあります。
これらは、乳酸菌類を多く含んでおり、体内の善玉菌の働きを助けてくれます。
善玉菌の働きを助けるサプリメントを飲む
食べ物、つまり自然界にある食材から栄養を摂ることが一番の理想ではありますが、生活環境や、仕事で時間がなかったりとなかなか食べることができない場合もあるはずです。
そんなときは、サプリメントも有効です。薬ではないので安全に食べることができますよね。
サプリメントのメリットは、
- 短時間で必要な栄養素をすぐ摂ることができる
- 自然界の食材では到底摂れないような栄養素を一気に摂ることができる
ではないでしょうか。
そんなときは、痩せ菌を増やすプレミアムスリムビオというサプリメントもあります。
実際に飲んでみたところ、効果もあるので一応、お伝えしておきます。参考にしてみてください。
元々腸内にいる善玉菌を増やす方法
体内に住んでいる善玉菌を育てる方法も1つの手段です。
方法としては、
- オリゴ糖を食べる
- 水溶性食物繊維の多く含む食べ物を食べる
この2つです。
オリゴ糖を多く含む食材
オリゴ糖が良い理由は、善玉菌の最高のエサだからです。
オリゴ糖をエサにすることで善玉菌を増やすことができます。
オリゴ糖を多く含む食材には次のような物があります。
- はちみつ
- たまねぎ
- きなこ
- ごぼう
などです。
また、最近では、スーパーにオリゴ糖を抽出してはちみつの容器のようなものに入れて販売されています。
水溶性食物繊維を多く含む食材
水溶性食物繊維も、善玉菌のエサになります。
多く含む食材は、
- こんにゃく
- 玄米
- 大豆
- ごぼう
- ひじき
- れんこん
- わかめ
などがあります。
腸内環境を整える方法
腸内環境を整えるには、大きく二つです。
- 食物繊維を多く摂る
- 自律神経を整える
があります。
食物繊維を多く摂る
食物繊維は、善玉菌のエサになることはお伝えいたしました。
実はもう1つ働きがあります。
それは、腸内を掃除する働きです。
食物繊維は、胃で分解されることなく腸内にたどり着きます。
そして、水分を吸収し、膨張します。
膨らみながら進んでいくことで、腸に付着した汚れを押しだす働きがあります。
腸を綺麗にすると、消化も良くなり、肌荒れや便秘、口臭、体臭改善、そして免疫力アップに繋がります。
自律神経を整える方法
自律神経を整えるには、
- 規則正しい生活
- 十分な睡眠時間の確保
- ストレスを溜めない
があります。
自律神経には2種類あり、起きてるときに優位に働く交感神経と、睡眠中やリラックスしているときに働く副交感神経があります。
特に腸の蠕動(ぜんどう)運動は副交感神経が働いているときに活発に動きます。
睡眠不足やストレスによる緊張状態、興奮状態が多ければ多いほど、腸の動きが悪くなります。
なぜなら、副交感神経の働く時間が少なくなるためです。
便秘になるのも自律神経の乱れが関係しています。
うまく排便ができなくなると、腸内に溜まった不要な物から腐敗が始まります。
悪玉菌により、毒素や腐敗ガスが作られてしまう結果となります。
また、悪玉菌の増加にもなります。
そのため、自律神経のバランスを整えることが、腸内環境改善に大きく作用します。
調理済み加工食品と抗生物質を控える
調理済みの加工食品の摂り過ぎや薬である抗生物質の服用は、善玉菌を減らすことになります。
調理済み加工食品を控える
調理済み加工食品にはこのような物があります。
- コンビニの弁当
- ジャンクフード
- レトルト食品
- インスタント食品
- ポテトチップスのような菓子類
原因は、これらに使用されている油、そして、人工調味料や人工甘味料などです。
油は、時間が経過するにつれ、酸化しすることで腸内環境を傷つけ腸内環境を悪化させます。
また、人工調味料や人工甘味料などの人工化学物質は、どれほど使われているのかをラベルから判断することができません。
賞味期限をできるだけ伸ばしたり見栄えを良くするために使われている人工化学物質が入った調理済みの加工食品は、大腸の粘膜を刺激し、悪玉菌増加による腐敗毒素の発生に繋がります。
よって、善玉菌の減少に繋がりますので控えるようにすることが大切です。
抗生物質を控える
抗生物質の常用、乱用は控えるようにしましょう。
抗生物質は、強力な病原菌に対して非常に即効性のある便利な薬です。
ですが、強い病原菌を殺す力があると言うことは、自分の正常な細胞まで殺しかねない薬でもあるということです。
なかでも、抗生物質は大腸の腸内細菌の多くを殺してしまいますので多用すると、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩壊します。
その結果、身体の免疫力の低下や栄養障害、免疫異常など様々な悪影響を及ぼします。
善玉菌を減らすことになるので、服用の際は自己判断せず、医師の処方の指示に従うことが大切です。
まとめ
善玉菌である痩せ菌を増やす方法は、
- 善玉菌を増やす食材を摂る
- サプリメントを摂る
- 元々腸内にいる善玉菌を増やす
- 腸内環境を整える
- 調理済み加工食品、抗生物質を控えるようにする
の5つです。
また、増やす食べ物は、
- 発酵食品
- オリゴ糖を含む食材
- 食物繊維でも水溶性食物繊維を多く含む食材
- 摂れない人は痩せ菌を増やすサプリメントもあり
です。善玉菌と痩せ菌を増やして綺麗な体を目指しましょう。
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