肌がカサカサする、吹き出物やニキビが良くならない。
患部に薬を塗っても栄養を取ってもなかなか治らない。
原因は、腸の汚れの可能性があります。
特に大腸が汚れていると肌に影響を与えます。
本来、身体の毒素を分解するのは肝臓です。
ですが、肝臓は消化器官ではありません。
肝臓に栄養や毒素を送っているのは腸です。
つまり、腸に問題が起きると肌荒れの原因になります。
今回は、肌荒れの原因が腸であること、そして改善する方法や食べ物をお伝えします。
肌荒れの原因は内臓の大腸にある
肌荒れの原因は、大腸の汚れが原因です。
大腸が汚れると、この二つが多く発生します。
- 腐敗ガス
- 身体に害を与える毒素
大腸がきちんと活動していないために、腐敗ガスや毒素が溜まり、それが血液中に運ばれてしまうために起こります。
本来、毒素を分解するのは肝臓の役目です。
ビールや、焼酎などのアルコールの分解も肝臓ですよね。
ですが、肝臓は直接食べ物から栄養を取りこむことはできません。
直接、食べ物から栄養を取り入れることができるのは腸だけです。
胃でも限られた栄養は取りこむことはできると言われていますが、基本的には腸です。
腸は食べ物、飲み物から栄養を吸収して肝臓を含め全身に血液を使って送っています。
ですが腸が汚れていると腐敗ガスや毒素が大量に発生します。
大量に発生した腐敗ガスや毒素が腸で吸収され血液に乗って全身に送られてしまいます。
肝臓で毒素を全部分解できれば問題ないのですが、解毒処理能力を超えて血液中に送られると皮膚の汗腺から汗に混じった状態で分泌し始めます。
肌荒れの原因である毒素を分解するのは肝臓ですが、発生源は大腸ということになります。
この状態が、肌荒れです。
大腸から吸収された毒素が肝臓の分解能力を超えたために皮膚に荒れた状態となって表れるのです。
また、便秘で肌荒れになる人がいますが、原因は大腸の汚れによるものです。
うまく排泄することができないために、大腸に不要な物が溜まり、毒素が大量に発生し血液中に吸収されてしまうことで肌荒れになります。
腸が汚れていると、腐敗ガスや毒素の発生、栄養がきちんと吸収されないなど様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
肌荒れの原因である大腸を綺麗にするにはどうする?
肌荒れを防ぐには、大腸の汚れを改善する必要があります。
直接、肌荒れの部分のメンテナンスも重要ですが、身体の内部から治していくとより強力です。
方法としては、
- 大腸から出る腐敗ガスや毒素を抑えること
- 大腸の活動を活発にすること
- 肌に良い食べ物をとること
- 肌荒れしている部分を清潔に保つこと
です。
大腸の腐敗ガスや毒素の発生原因
大腸の腐敗ガスや毒素の発生は悪玉菌によるものです。
この悪玉菌が大量に増えていることで肌荒れの原因になってしまいます。
大腸には、大きく3種類の菌が住みついています。
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌(ひよりみきん)
善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスは、2:1:7が良いとされています。
善玉菌は、身体の健康を助け、痩せ体質にしたり、消化吸収を助ける働きがあります。
一般的に知られているのは、乳酸菌やビフィズス菌で腸の働きを助けてくれる菌です。
逆に悪玉菌とは、身体の健康を害する腐敗ガスや毒素を食べ物から作ってしまう菌のことです。
肌荒れはもちろんのこと、おならが臭くなったり、体臭、口臭がきつくなるなど様々な悪影響を及ぼします。
有名なところにウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌などがあります。
日和見菌とは、中間的な菌で腸内の菌のバランスが取れているときは無害ですが悪玉菌が増えてしまうと悪玉菌を助けてしまう働きがあります。
日和見菌には、バクテロイーデス、連鎖球菌などがいます。
大腸では、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が常に自分の陣地をかけて戦っています。
この3つの菌の陣取り合戦がお花畑のように見えることから『腸内フローラ』と呼ばれています。
実際、大腸を見て確認することができないのですが、悪玉菌を減らして善玉菌を増やす活動をすれば大腸を綺麗にすることができます。
腐敗ガスや毒素を発生させる悪玉菌を抑える方法
悪玉菌が増える原因は3つあります。
- 動物性タンパク質の摂り過ぎ
- 脂質の摂り過ぎ
- 糖質の摂り過ぎ
この3つが悪玉菌を増やす結果となります。
動物性タンパク質の摂り過ぎ
動物性タンパク質とは、牛肉や豚肉、牛乳、卵、バター、チーズなどの乳製品のことです。
動物性タンパク質は悪玉菌にとっては最高のエサになります。
なので、あまりにも偏った食べ方は悪玉菌を増やしてしまう結果となります。
脂質の摂り過ぎ
脂質とはそのままの油です。
コンビニで売られているジャンクフードやポテトチップス、コロッケ、天ぷらなどの揚げ物系に多く含まれています。
材料には問題ありませんが、調理方法の油に問題があります。
作るにあたってこれらの食品には大量の油が使われているはずです。
油が体にとって危険という理由は時間の経過にあります。
時間が経過すると油はどんどん酸化して強い酸化作用を持つようになります。
この酸化作用は、活性酸素と同じく有害で、大量に体内に取り込まれれば、腸の粘膜を刺激しダメージを与える結果となります。
腸を汚してしまうので食べ過ぎは危険ということになります。
糖質の摂り過ぎ
糖質は三大栄養素の1つなので、身体にとっては不可欠な栄養素です。
特に米や芋類から取れるでんぷんや砂糖から取れるブドウ糖は身体を動かす主要なエネルギー源になります。
特に脳はブドウ糖のみで動いているので非常に重要です。
危険なのは、『白砂糖』を摂り過ぎた場合です。
精製されて作られる白砂糖が危険な理由は、
- カルシウムが含まれていない
- ビタミンが含まれていない
- 栄養価がない
白砂糖は、甘味を加えるだけのカロリー源として存在しているだけで栄養価がまったくありません。
糖質の過剰摂取は、腸の消化・吸収に悪影響を与えてしまいます。
腐敗ガスが溜まりやすくなったり、下痢、便秘を引き起こすなど大腸を汚してしまう結果になります。
腸の活動を活発にする善玉菌を増やす方法
肌荒れを防ぐには腸内環境を良くする善玉菌を増やす必要があります。
方法として、
- 食物繊維を多く食べる
- オリゴ糖を積極的に摂る
- 発酵食品を多く摂る
- 生活のリズムを崩さず規則正しい生活をする
- 睡眠を十分に取る
があります。
善玉菌は人間にはない消化酵素を持っています。
特に乳酸菌には、貴重なビタミン類を体内で合成してくれる働きがあります。
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンK
糖質をエネルギーに変える働きのあるビタミンB1、疲労回復の効果のあるビタミンB6、赤血球を作る働きを助けるビタミンB12、骨を丈夫にするために必要なビタミンKがあります。
食物繊維を多く食べる
食物繊維を食べると体内の水分を吸収して腸で膨張し便のカサを増やすことができます。
そして、汚れを押し出すことで腸を綺麗にすることができます。
また、食物繊維は腸内細菌の善玉菌のエサにもなるので、善玉菌を増やすことができます。
オリゴ糖を積極的に摂る
善玉菌にとってだけ格好のエサになる食品成分のことをプレバイオティクスと呼び、代表的なものにオリゴ糖があります。
善玉菌の中のビフィズス菌を増やすことが出ます。
オリゴ糖の含まれる食材には、
- バナナ
- きなこ
- ごぼう
- はちみつ
- たまねぎ
などがあります。
最近では、スーパーに抽出された液状のオリゴ糖がはちみつの容器のようなものに入れられて売られています。
腸内の善玉菌を増やすのに、購入して取り入れてみるのもおすすめです。
発酵食品を多く摂る
発酵食品を食べた方がいい理由は、善玉菌を多く含んでいるからです。
腸内の善玉菌を助ける働きがあります。
- 納豆
- ヨーグルト
- 味噌
- 漬物
- キムチ
に多く含まれているので積極的に取り入れるようにしましょう。
イメージとしては、ネバネバした食材に多く含まれています。
また、乳酸菌を増やすサプリメントも非常に有効です。
仕事が忙しく食べる時間がない人や、早めに腸内環境を改善したい人にはこのようなサプリメントもあります。
プレミアムスリムビオの効果と口コミのようなサプリメントを使うことで善玉菌を増やすこともできます。
生活のリズムを崩さず規則正しい生活をする
腸は『語らない臓器』と言われるため、肌荒れの原因になっているとは気がつかず不規則な生活をしている人が少なくありません。
特に仕事で忙しい人にはなかなか改善することが難しくなってしまいます。
不規則な生活は、自律神経の乱れにつながり、腸の動きに悪影響を及ぼしています。
また、トイレの我慢も良くありません。
排便のチャンスを逃すことは結果として腸に不要な物を蓄積してしまうことに繋がります。
そのため、悪玉菌を増殖させる原因になります。
やはり、太陽とともに行動することが肌荒れを治す近道になります。
朝起きて仕事や日々の活動を行い、夜になったらお風呂に入ってリラックスして睡眠に備えることを念頭に置いて行動しましょう。
睡眠を十分に取る
睡眠不足は、肌荒れや腸の活動に悪影響を及ぼします。
睡眠中は、自律神経の副交感神経が優位に働き、腸の活動や肌荒れの修復、体力の回復などを行っています。
睡眠中に腸内では、
- 毒素を排出する準備
- 身体に不要な物を排出する準備
が行われています。
睡眠不足になると、準備をすることができないため、毒素が残り肌荒れが長く続いてしまいます。
肌に良い食べ物
肌に良い食べ物と言えばビタミンCですが、食事の基本はバランス良く食べることです。
早く治したいからと言ってビタミンCだけ摂っても治ることはありませんよね。
ビタミンCは野菜やフルーツに多く含まれています。
また、サプリメントも有効です。
米やパンから摂れる炭水化物、肉から摂れるタンパク質も食事で取り入れつつ、ビタミンCを多く含む食べ物をいつもより少し多めに食べることで肌荒れを改善することができるはずです。
肌荒れしている部分を清潔に保つこと
肌がカサカサしている、ニキビや吹き出物が出ているということは、身体から毒素が出ていることになります。
毒素を取り除き、常に清潔に保つようにしましょう。
人間には、免疫機能が備わっているため、睡眠中に修復作業が行われます。
怪我をしても治るのは、自己回復機能が備わっているためです。
肌荒れの部分を清潔に保ちつつ、腸内環境を整えることが治す一番の近道になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
肌荒れを改善するには、
- 動物性タンパク質を摂り過ぎないこと
- 脂質を摂り過ぎないこと
- 白砂糖を摂り過ぎないこと
- 食物繊維を多く食べること
- オリゴ糖を取り入れること
- 発酵食品を多く取り入れること
- 規則正しい生活をすること
- 十分な睡眠を確保すること
- バランスを考えた食事とビタミンCを少し多めに摂ること
- 肌荒れ部分を洗い、常に清潔に保つこと
この10つです。
肌荒れの原因は内臓の腸が関係しています。
腸を綺麗にすれば、肌も綺麗になることは間違いありません。
人間の最大の免疫器官は腸です。
つまり、腸内環境を整えれば、肌荒れに限らずあらゆる病気から身を守ることができます。
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